鑑賞記録(2022.6.10)ルイス・ブニュエル監督特集上映『自由の幻想』1974 U-NEXT

鑑賞記録(2022.6.10)

ルイス・ブニュエル監督特集上映

”男と女”

『自由の幻想』1974

U-NEXT

 

※各都市で行われていた特集上映は終了していますが、特集上映にちなみU-NEXTで鑑賞しました。

 

『自由の幻想』1974/104分/フランス・イタリア/カラー/ビスタサイズ(1.66:1)/モノラル

「この映画の題名は、カール・マルクスとわたしが共同で作ったものだ」(ブニュエル)

一見したところ、互いに関係のない、しかもそれぞれ完結することのない挿話の数々が、さまざまな偶然を介してごく緩やかに連結されてゆく、超現実的な遊戯を思わせる独自の語り口を採用した、過激な「反物語映画」。(中略)

(↑【ルイス・ブニュエル監督特集上映 デジタルリマスター版 ”男と女”】チラシより)

 

【ルイス・ブニュエル監督特集上映 デジタルリマスター版 ”男と女”】作品リスト

 

『小間使いの日記』1964/97分/仏伊合作

『昼顔』             1967/100分/仏伊合作 

『哀しみのトリスターナ』1970/99分/西仏伊合作

『ブルジョワジーの秘かな愉しみ』1972/102分/仏伊西合作

自由への幻想』1974/104分/仏伊合作(←今回の鑑賞作品)

『欲望のあいまいな対象』1977/103分/仏

 

(『昼顔』 『哀しみのトリスターナ』『自由への幻想』はU-NEXTでも鑑賞可能 ※2022年5月現在

 

ルイス・ブニュエル(スペイン語: Luis Buñuel, 1900年2月22日 – 1983年7月29日)

スペイン出身、のちにメキシコに帰化した映画監督、脚本家、俳優である。フランス、スペイン、アメリカ合衆国、メキシコ、国境を越えて多種多様な映画を撮った。特にシュルレアリスム作品とエロティシズムを描いた耽美的作品で有名である。キリスト教に関する作品もあり、物議を醸した。(ウィキペディアより)

1900年2月22日、スペインのテルエル県カランダに生まれる。マドリード大学時代の学寮生活で画家サルヴァドール・ダリや詩人フェデリコ・ガルシア・ロルカら若き芸術家と出会う。25年、パリに移住。映画監督を志し、パリの演劇学校に入学。

29年、ダリと脚本共作で16分の短編映画『アンダルシアの犬』を監督。続いて初の長編映画『黄金時代』(30)を発表。カトリック主義や極右の激しい攻撃にさらされ、前作以上の醜聞を惹き起した結果上映禁止に。貧困地域ラス・ウルデスの住民の状況を描いた次作『糧なき土地』(33)も、スペイン政府により上映禁止処分を受ける。

スペイン内戦勃発後はフランス、アメリカ合衆国での親共和国派的プロパガンダ映画製作に協力した後、46年に映画製作者オスカル・ダンシヘールの誘いでメキシコに渡る。ダンシヘール製作の『忘れられた人々』(50)で、一躍世界的に有名なスペイン語圏監督となった。残りの生涯はメキシコで暮らし、この地で20本の映画を監督する。メキシコ映画産業の黄金時代が終わった後は、主にフランスで映画作りに従事。83年7月29日、メキシコ市の病院にて死去。最後の作品は『欲望のあいまいな対象』(77)。

(【ルイス・ブニュエル監督特集上映 デジタルリマスター版 ”男と女”】チラシより)

 

原題

Le fantome de la liberte

 

一言あらすじ

1808年、ナポレオン占領下のスペインで、抵抗派の男が「自由くたばれ!」と叫びながら・・・。その後、現代へ飛び、次々と違う挿話が、数珠つなぎのように続いて行く・・・

 

感想

ぶ、ぶっとび~~!!ww

(昭和!w)

 

 

自由の幻想・・・

 

 

なるほど??です!!ww

 

 

もちろんいつもの如く

 

前情報なんもなしで

観始めたら・・・

 

 

 

????????

 

 

え?え??ん~~???

 

 

と、なったが、

 

 

とりあえず、

思考することを止めてみる・・・ww

 

 

 

あるがまま、

見せられるがままに

 

映画に、巨匠に

身を委ねるしかない・・・ww

 

 

 

私の普通のオツムでは

 

なにがどうだとか

すぐ考えちゃうけど、

 

 

 

そんなの一切、

ムーーーーーーシ!!!!!笑

 

 

常識なんて捨てちまえ!!

 

概念なんてブチ壊せ!!!

 

 

ってなもんで、

 

自由でしかない!!!

 

 

まぁよくぞこの映画作ったなと。笑

 

 

普通の神経なら無理でしょうね。

 

 

凡人ならある意味、

発表するのに勇気がいるはず・・・w

 

 

 

それも、

この時すでに名の通った

監督だからこそ出来たのかな?

 

なんて思いますが。

 

 

 

特集上映”男と女”につき、

6作品をやっとこさ観ましたが

 

一番ぶっ飛んでると感じました。

 

 

 

何にも囚われず

自由な発想で展開する本作。

 

 

訳わからないなりに、

 

ちょいちょい

笑えるシーンがありました。

 

 

動物のドアップの顔とか

シュール過ぎる!!ww

(個人的にはツボだけど)

 

 

 

もはや頭で考えることは

逆に思考停止を招くかもと

思わされた映画です。ww

 

 

 

(2022年6月15本目。本年度201本目)

 

スタッフ

監督:ルイス・ブニュエル

脚本:ルイス・ブニュエル、ジャン=クロード・カリエール

撮影:エドモン・リシャール 美術:ピエール・ギュフロワ

衣装:ジャクリーヌ・ギュイヨ 編集:エレーヌ・プレミアニコフ

製作:セルジュ・シルベルマン

 

キャスト

竜騎隊の大尉:ベルナール・ベルレー

アンリ・フーコー:ジャン=クロード・ブリアリ

フーコー夫人:モニカ・ヴィッティ

看護師:ミレナ・ブコティッチ

リシャール・ルジャンドル:ジャン・ロシュフォール

警視総監:ジュリアン・ベルトー

もうひとりの警視総監:ミシェル・ピッコリ