鑑賞記録(2022.8.1)
生誕90周年上映
【フランソワ・トリュフォーの冒険】
フランソワ・トリュフォー監督
『アデルの恋の物語』1975
@アップリンク京都
生誕90周年上映 フランソワ・トリュフォーの冒険 上映作品
【4Kデジタルリマスター版】
『大人は判ってくれない』 1959/99分
『アントワーヌとコレット〈二十歳の恋〉より』1962/30分(※『夜霧の恋人たち』と同時上映)
『夜霧の恋人たち』 1968/91分(※『アントワーヌとコレット〈二十歳の恋〉より』と同時上映)
『家庭』 1970/97分
『逃げ去る恋』 1979/95分
【デジタルリマスター版】
『あこがれ』(短編) 1957/18分(※『私のように美しい娘』と同時上映)
『恋のエチュード』 1971/130分
『私のように美しい娘』 1972/98分(※『あこがれ』と同時上映)
『終電車』 1980/131分
『突然炎のごとく』 1961/106分
『野性の少年』 1969/85分
『アデルの恋の物語』 1975/97分
『アデルの恋の物語』1975/97分/フランス/イーストマンカラー/ヨーロッパビスタ(1×1.66)
『レ・ミゼラブル』などで知られるフランスの文豪ヴィクトル・ユゴーの次女アデル(アデール)の狂気的な恋の情念を描く。フランセス・ヴァーノア・ギールの『アデル・ユゴーの日記』が原典。
ハリファックスのシーンはガーンジー島で、バルバドス島のシーンはアフリカのセネガルの首都ダカールの真向かいにあるゴレ島で、それぞれ撮影された。
トリュフォーは本作の企画を6年間暖めていたのだが、テレビでイザベル・アジャーニを見て、すぐさま彼女のために脚本を書き上げたという。実際、本作によってイザベル・アジャーニの存在を世に知らしめた。のちに、アジャーニは「この映画のおかげで今の私がある」と語った。
実際にアデルがカナダに渡ったときの年齢は33歳であり、当時18歳のイザベル・アジャーニとは年齢にひらきがあるが、そのことについてトリュフォー監督は「誰もそんなことは考えないだろうよ」と答えただけだったという。
(↑ウィキペディアより)
撮影期間:1975年1月8日〜3月21日。撮影場所:ガーンジー島(英仏海峡)、ゴレー島(セネガル)
パリ公開:1975年10月8日、日本公開:1976年4月24日(東京・ニュー東宝シネマ2)
(↑『フランソワ・トリュフォー映画読本』より)
原題
L’Histoire d’Adèle H.
一言あらすじ
フランスの文豪ヴィクトル・ユゴーの次女アデルの狂信的な恋から、どんどん狂っていく様を描く・・・
感想
時代は、
アメリカ南北戦争が勃発していた
1860年代頃のお話。
アデル演じる
イザベル・アジャーニは
とっても美しいのですが、
役としてのアデルは、
一方的な恋に苦しみ、
どんどん狂っていくという・・・
現代だったら
アデルの行動は
完全にストーカー紛いの行動で・・・汗
ヤ、ヤバい・・・
そんなことしちゃ、
さらに離れていっちゃうよ〜〜!
余計に嫌われちゃうぜ〜!!
絶対にやめときなさい!!
と、友人なら言うところですが、
アデルには
相談できる人もいないし、
そんな助言をする人物は
もちろん、いません・・・
(言ったところで聞く耳持たなそうだけど、、爆)
宿のサンダース夫人や
馬車のおじさん、書店の店主など
皆とても優しいのですが・・・
恋煩いだと、
あまり助けにならないか・・・
たった1人で
異国まで追いかけてきちゃった彼女・・・
ピンソン中尉も
中々の遊び人の様で、、、
まぁピアソン中尉が
アデルのような女子に対して
手を出して
本能的に危険を嗅ぎ取り
回避できなかったのは
自業自得とも言えますが、、、www
たぶん熟練の遊び人なら!?
きっとこの手の女子には
中途半端に手を出さないはず・・・爆
中尉、まだまだですね〜!!wwww
そうは言いつつ、
アデルのあまりの一方的な行動に
さすがに中尉に
ちょっと同情してしまうところもあり・・・w
しかし、
アデルもアデルで
よくそこまで思い続けられるなぁと。
さすがにしんどくなって
諦めないかね〜〜、、、
と思いますが、
恋は盲目ってやつですね。
中々諦めきれない!!!
しまいには、
精神の崩壊にまで・・・・
ラスト間際のアデルの行動には
もはやびっくりです・・・
そんなことになるとは、、、、
まだ若く、
他の異性を知らないから
そうなったのかと思っていたけど、
(時代的にもそういう時代だろうし)
ウィキペディアによると、
実際は
33歳ごろの行動だったとか!?!?
それを聞いて、
ある意味、、
それはそれで、あるかも・・・
と、思った・・・爆
もし歳行ってからの
初めて?の恋だとしたら、
逆にありえる!?、、の、かも・・・
狂うほどの行動に
なんとなく納得してしまう・・・汗
本作の前に観た
『私のように美しい娘』の
カミーユを見習って・・・
とまでは行かなくても、ww
足して2で割れば
ちょうど良い!?かも!?ww
いやはや、
壮絶な恋愛物語でした・・・
(2022年8月3本目。本年度272本目、映画館135本目)
スタッフ
監督:フランソワ・トリュフォー
原作・脚本協力:フランセス・ヴァーノ・ギル(「アデル・ユゴーの日記」)
脚本・台詞:フランソワ・トリュフォー、ジャン・グリュオー、シュザンヌ・シフマン
撮影:ネストール・アルメンドロス
音楽:モーリス・ジョーベール
音楽監修:フランソワ・ポルシル
演奏指揮:パトリス・メストラル
録音:ジャン=ピエール・リュ
記録:クリスティーヌ・プレ
編集:ヤン・デデ、マルチーヌ・バラケ、ジャン・ガルゴンヌ
美術:ジャン=ピエール・コユツヴェルコ
衣装:ジャクリーヌ・ギヨ
ヘアメイク:ティ・ロアン・エヌギエン
助監督:シュザンヌ・シフマン
監督助手:カール・ハスウェル
撮影助手:ジャン=クロード・リヴィエール
録音助手:ミシェル・ローラン
製作主任:クロード・ミレール
製作代表:マルセル・ベルベール
製作:LES FILMS DU CARROSSE、LES PRODUCTIONS ARTISTES ASSOCIES
他
キャスト
アデル・ユゴー:イザベル・アジャーニ
アルバート・ピンソン中尉:ブルース・ロビンソン
サンダース夫人:シルヴィア・マリオット
サンダース氏:ルービン・ドレイ
書店の主人:ジョゼフ・ブラッチリー
催眠術師:イヴリー・ギトリス
英国騎兵:フランソワ・トリュフォー