鑑賞記録(2022.6.23)
狩山俊輔監督
『メタモルフォーゼの縁側』2022
@OSシネマズ・ミント神戸
『メタモルフォーゼの縁側』2022/118分/日本/カラー
2017年11月17日より2020年10月9日にかけて、KADOKAWAのウェブコミック配信サイト『コミックNewtype』で連載された鶴谷香央理の同名漫画を原作に、芦田愛菜と宮本信子の共演で実写映画化。
メタモルフォーゼ(Metamorphose)とは
変形。変身。転身。
一言あらすじ
書店でアルバイトをしていて、密かにBL(ボーイズラブ)漫画が大好きな女子高生うらら(芦田愛)は、その書店でたまたま手に取った美しい表紙の漫画が、BL漫画だったことから、その世界に魅了され始める老婦人・雪(宮本信子)と出会い・・・
感想
心温まる映画。
やりたいことに
何とか向き合い動き出すことの
情熱や葛藤、
苦悩、喜び。
そして、
いくつになっても
なにかにときめく
心の栄養源を見つけたこと。
女子高生と老婦人の
それぞれに違う二人が
大好きなことを共有し
縁側でお茶やお菓子を食べながら
好きなことを語り合う。
お互いがお互いを必要としていて
でも、
べったりじゃなくて
年齢などを超えた
正真正銘の
お友達。
とても良い稀有な関係で
素敵だと思った。
本作に登場するのは
みんな良い人ばかりで。ww
たまたまですが
本作を観る数時間前に観た
『春原さんのうた』も
雪さんと、書道が・・・
たまたまカブリ・・・ww
(まったく関係ありませんが)
本作は、
『阪急電車』(2011)で
おばあちゃんと孫を演じた
宮本信子さんと
芦田愛ちゃんが再タッグ!
脚本も同じく
岡田惠和さんですね。
あのちいちゃな
可愛い幼児だった子が
こんなに大きくなって・・・ww
(観たの先月ですがww)
うららが
ひとつ頑張り行動するところは
観ていてグッときました。
そして、その後の心境も
わかるなぁ。
雪おばあちゃんと出会って
確実に変化していく、うらら。
そして、皆良い人。ww
小さいな男の子が書く
難しい熟語の習字も
言い得て妙で
面白いです。ww
ラストの二人のデュエットも
映画を物語る様で
とっても良かったですね。
好きなことに向かって
行動する勇気と、
年齢なんて関係なく
好きなものを
胸を張って好きと言う
真っ直ぐな気持ちに
心癒され、
笑みがこぼれました。
なにか一歩踏み出せない
という方は、ぜひに。
(2022年6月28本目。本年度214本目、映画館94本目)
スタッフ
監督:狩山俊輔
脚本:岡田惠和
原作:鶴谷香央理
撮影:谷康生 照明:白鳥友輔 録音:高島良太
美術:小池寛 美術デザイン:内田哲也
装飾:寺原ゴイチ スタイリスト:三好マリコ、宮本茉莉
ヘアメイク:金山貴成 音響効果:佐藤祥子
編集:木村悦子 助監督:保母海里風 記録:黒木ひふみ 制作担当:宇佐美晴久
製作:沢桂一、鳥羽乾二郎、長澤一史
エグゼクティブプロデューサー:伊藤響
プロデューサー:河野英裕、谷戸豊、大倉寛子
他
キャスト
佐山うらら:芦田愛
市野井雪:宮本信子
河村紡:高橋恭平(なにわ男子)
コメダ優:古川琴音
花江:生田智子
沼田:光石研
橋本英莉:汐谷友希
佐山美香:伊東妙子
他