鑑賞記録(2022.10.5)アルフレッド・ヒッチコック監督『サイコ』1960 U-NEXT

鑑賞記録(2022.10.5)

アルフレッド・ヒッチコック監督

サイコ』1960

U-NEXT

『サイコ』1960/108分/アメリカ/モノクロ

全編モノクローム映像。音楽はバーナード・ハーマン。ヒッチコック監督の前作『北北西に進路を取れ』に引き続き、タイトルデザインをソール・バスが担当。脚本はジョセフ・ステファノ、作家ロバート・ブロックがエド・ゲインの犯罪にヒントを得て執筆した小説『サイコ』が原作。撮影はユニバーサル映画のスタジオ。配給はパラマウント映画。

ヒッチコックは、原作の映画化権をわずか9,000ドルで匿名で買い取った。また事前に内容が知られるのを防ぐため、スタッフは市場に出回っていた原作を可能な限り買い占めた。もっともロバート・ブロックの原作は既に広く読まれていて、当時すでに日本語訳も出ていた。

(↑ウィキペディアより)

この映画は、ヒッチコックが独自に制作し、資金を提供しており、テレビ番組と同じ場所であるレヴュー スタジオ(ユニバーサル)で撮影された。サイコは、1959 年 11 月 11 日に始まり、1960 年 2 月 1 日に終了する807,000 ドルという厳しい予算で撮影されました。(ヒッチコックと彼の妻は茶筌で食事をしていました。)

画のほぼ全体が、35 mm カメラに 50 mm レンズを装着して撮影されました。これにより、人間の視覚に似た画角が提供され、聴衆をさらに巻き込むのに役立ちました。(英語版ウィキペディアよりAI翻訳にて)

ヒッチコック監督がロバート・ブロックの原作を映画化したサスペンススリラーの名作。その演出スタイルは、恐怖感を煽る音楽と共に数多くの模倣やパロディを生んだ。(U-NEXT本作見どころより)

字幕では、マリオンのsister(シスター)ライラが、姉と表記されているが、ウィキペディアでの表記や、マリオンを演じたジャネット・リー(1927年生まれ)と、ライラを演じたヴェラ・マイルズ(1929年生まれ)の年齢からそのまま推測すると、マリオンが姉、ライラが妹かと思われる。映画では、単にsisterとしか言っていないので確証はないが。

U-NEXT視聴期限間近の為、鑑賞。(復活の場合多々あり)

 

原題

Psycho

(日本語訳:①精神病患者。神経症患者。②精神病の。神経症的な。)

 

前半一言あらすじ

最愛のサム(ジョン・ギャヴィン)と一緒になるために会社の金を横領してしまったマリオン(ジャネット・リー)。彼の下へ車を走らせる途中、彼女はモーテルに宿泊することに・・・U-NEXT本作ストーリーより、一部変更、削除)

 

感想

ヒッチコック監督の名作、

やっとの鑑賞!

 

 

本作のポスターの

ジャネット・リーの顔が怖すぎて

 

超恐ろしい

サイコサスペンス映画だったら

どうしよう・・・

 

 

という思いもどこかにあり、ww

 

 

後回しになっていましたが、

 

 

今まで観た

ヒッチコック監督作の中で、

 

 

一番好きな

サスペンスかもしれません!!!

 

 

 

 

脚本、カット、役者、演出・・・

 

 

全てが素晴らしく、

 

お話にも引き込まれ、

 

あっという間の108分でした!!!

 

 

 

脚本が冒頭からは思いもよらない

方向へとお話が進み、

 

 

主人公はやはり

題名になっている!!

 

 

 

前半のマリオンの話だけでも

ハラハラして

どうなるかと思っていたら、

 

 

まさかの思わぬ展開へ!!

 

 

役者の皆さんが

全員素晴らしかったですが、

 

 

特に

モーテルの若い店主

ノーマン演じる

 

アンソニー・パーキンスが

とても素晴らしく!!

 

 

 

本作は、ネタバレ厳禁なので

ぜひご覧いただきたいですが!!

 

 

 

ツッコミどころも最小限!ww

 

 

いつもなら

まぁまぁツッコミを入れている

ヒッチコック監督作ですが、ww

 

 

本作は

ほとんどそう言った点なしに

 

じっくり観ることが出来ました。w

 

 

 

 

お話はまた全然違いますが、

 

ダイヤルMを廻せ!』(1954)

の時と同じく、

(または色々とそれ以上!?)

 

 

丁寧な仕事ぶりです!!

 

 

 

昨日観た、

知りすぎていた男』(1956)

もそうでしたが、

 

 

金髪美女が、

勘が鋭く、

真実に辿り着くための道を

切り開きます。

 

 

 

モノクロの映像も美しく、

そして影の使い方も

相変わらず、さすがです。

 

 

 

エンタメ的な映画

ではないかもしれませんが、

 

細かい点にまで気が行き届いた、

 

 

素晴らしい傑作だと

私は思いました。

 

 

 

ノーマンの

最後の笑顔(の映像)にもご注目!!

 

 

記憶に残る映画となりました。

 

 

 

(2022年10月5本目。本年度358本目)

 

 

ネタバレMEMO

ベイツ・モーテルは、アンソニー・パーキンスが大きく見えるよう、原寸より少し小さめに作った。

シャワー・シーンで流れたのは、赤くないチョコレートソースだった。

寝室のジャネット・リーを覗くアンソニー・パーキンスの目の大写しでは、眼の検診で使用する医学用ライトが用いられた。

殺された人間が頭から階段を転がり落ちるカットでは、カメラを30メートルの高さに45度の角度で据え、転がり落ちる人間を追いかけた。空中30メートルの高さからのトラック撮影は当時は新記録であった。

ヒッチコックは、マリオンが事務所に出勤した際、事務所の外でウェスタンハットをかぶっている通行人としてカメオ出演した。

映画の中でトイレが出てくる(しかも水まで流している)のはこの映画が初である。

マリオンの同僚キャロライン役を演じている女性はパトリシア・ヒッチコック(ヒッチコック監督の娘)で、父親から直々にキャスティングされた

有名なシャワーシーンの撮影にはジャネット・リーの全撮影日数3週間のうちの3分の1を占める7日間を要した。また、ヌードシーンではヌードモデルのマルリ・レンフロが起用されている。また、ナイフが刺さる音はメロンにナイフを突き刺す音を使用している

登場する自動車はすべてフォード・モーター製である。これは同社がTVシリーズ『ヒッチコック劇場』の主要スポンサーであったためである

モーテル内の剥製や壁掛けの絵など「鳥」が象徴的に登場するが、実は町(フェニックス)や登場人物(マリオン・クレインのクレイン=鶴)の名前にも鳥が隠されている。ヒッチコック作品の中では「鳥」が登場するシーンはいつも大きな変化の予兆として描かれている

劇中でノーマンは5歳の時に父親を亡くしたという設定だが、ノーマン役を演じたアンソニー・パーキンスも実際に5歳の時に父親を亡くしている。

声ばかりが聞こえ、最後に少しだけ顔を見せる「母親」の名前はノーマ。ライラに襲い掛かる場面で「私がノーマ・ベイツ」と名乗っているが日本版ビデオでは字幕が出ないため判りにくい。声はヴァージニア・グレッグポール・ジャスミン、ジャネット・ノーランという3人の女優が担当した。

(↑ウィキペディアより)

白黒で撮影した他の理由は、シャワーシーンがあまりにも悲惨になるのを防ぎたいという彼の願望でした。(英語版ウィキペディアよりAI翻訳にて

 

スタッフ

監督:アルフレッド・ヒッチコック

脚本:ジョセフ・ステファノ

原作:ロバート・ブロック

撮影:ジョン・L・ラッセル

編集:ジョージ・トマシーニ

音楽:バーナード・ハーマン

タイトルバック:ソウル・バス

製作会社:シャムリー・プロダクションズ

配給:パラマウント・ピクチャーズ

 

キャスト

ノーマン・ベイツ:アンソニー・パーキンス

マリオン・クレイン:ジャネット・リー

ライラ・クレイン:ヴェラ・マイルズ

サム・ルーミス(マリオンの恋人):ジョン・ギャヴィン

ミルトン・アーボガスト(私立探偵):マーティン・バルサム

アル・チェンバース(保安官):ジョン・マッキンタイア

チェンバース(保安官)夫人:ルリーン・タトル

フレッド・リッチモンド(精神科医):サイモン・オークランド

トム・キャシディ(金持ちの経営者):フランク・アルバートソン

キャロライン(マリオンの同僚):パット・ヒッチコック

ジョージ・ロウリー(不動産会社の社長):ヴォーン・テイラー

チャーリー(中古車店の店主):ジョン・アンダーソン

ハイウェイパトロールの警官:モート・ミルズ

ノーマ・ベイツ(ノーマンの母親)の声:バージニア・グレッグ、ポール・ジャスミン、ジャネット・ノーラン