鑑賞記録(2022.10.4)アルフレッド・ヒッチコック監督『知りすぎていた男』1956 U-NEXT

鑑賞記録(2022.10.4)

アルフレッド・ヒッチコック監督

知りすぎていた男』1956

U-NEXT

 

『知りすぎていた男』1956/120分/アメリカ/テクニカラー/ビスタヴィジョン

ヒッチコック監督のイギリス時代の1934年の映画『暗殺者の家』(原題同じ)を自らリメイクした作品である。

作中でドリス・デイが歌う『ケ・セラ・セラ』は第29回アカデミー賞で歌曲賞を受賞した。

U-NEXT視聴期限間近の為、鑑賞(復活の場合多々あり)

 

受賞

アカデミー賞(第29回、1957)

歌曲賞:『ケ・セラ・セラ』

(作詞:レイ・エバンズ、作曲:ジェイ・リビングストン)

 

原題

The Man Who Knew Too Much

 

あらすじ

ベン(ジェームズ・スチュワート)とジョー(ドリス・デイ)のマッケンナ夫妻は、息子・ハンク(クリストファー・オルセン)と共に休暇でアメリカからモロッコを訪れていた。ところが、知りあったばかりのフランス人がベンの腕の中で謎の言葉を残して死亡する。夫妻は息子が誘拐され、イギリスへ連れ去られたことを知り…。U-NEXT本作ストーリーより、一部削除)

 

感想

暗殺者の家』(1934)は

鑑賞していたので

どんな感じに変化したのか?

 

 

と思いながら鑑賞。

 

 

 

ざっくりなあらすじ、

 

 

休暇に訪れていた家族だったが

知人が襲われ死ぬ直前、

そばにいた夫は耳打ちされ

暗殺計画の陰謀があることを

知ってしまう。

 

それを知ったことで

子供が誘拐され、

夫妻は子供を助け出すことに奮闘する・・・

 

 

 

という、点は同じだが、

(楽器のシンバルが、キーなのも同じ)

 

 

それ以外は

結構違っているところがあり、

スケールなどが大きくなっている。

 

 

 

同じ部分もあるけれど、

 

本作の方が、

アメリカ製作ということで

 

大掛かりな映画に仕上がってるのと

 

いくつか新たに付け加えられ

変更されているシーンなどが

多数出てくる。

 

 

 

本作の冒頭の休暇先も

モロッコのマラケシュと舞台を移し、

(前作ではスイスだった)

 

 

モノクロから

カラーになったこともあり、

 

色鮮やかな場面が多く

美しい。

 

 

 

正直、お話は

いつものことながら、

 

ヒッチコック監督作、

 

大抵どこかに

ツッコミを入れている私だが、

 

 

今回もやはり

いくつかツッコミを入れつつ・・・笑

 

 

 

これは脚本がそうだから

仕方がないが、

 

 

特にジェームズ・スチュワート演じる

ベンにいくつか

ツッコまずにはいられず!!ww

 

 

 

しかし、

ドリス・デイ演じるジョーが

勘の鋭い

頭の良い奥さんで素敵でした!

 

 

そして

ジョーが息子ハンクと歌う

『ケ・セラ・セラ』が

とても素敵で聴き惚れました。

 

 

 

個人的に

良かった追加部分は、

 

ラスト30分

と言ったところでしょうか。

 

 

黒幕の登場です!

 

 

 

個人的には、

せっかくのこの部分を

 

もっと観たかったな〜!

 

 

なんてww

 

 

 

暗殺者の家』より

規模が大きくなった陰謀と

 

アメリカ人が

マラケシュからロンドンへやってきて

活躍するという

 

国際色も豊かになり

 

 

ラストのシーンも

かなり異なってきます。

 

 

 

ハリウッド資金が投入!?され

 

お金がかかってそうな

セットや衣装

 

オーケストラの大掛かりな場面

などなども見どころ。ww

 

 

 

ツッコミつつも

エンタメ的サスペンスで

楽しめました。

 

 

息子のハンクも賢い子で

チャーミングでした。

 

 

(カタツムリの天敵はフランス人!

というのが笑った)

 

 

(2022年10月4本目、本年度357本目)

 

 

 

ネタバレMEMO

(ヒッチコック監督のカメオ出演は)映画の 25:42 の左下隅で、モロッコの市場でアクロバットを見て、カメラに背を向け、ライトグレーのスーツを着て、両手を手の中に入れているのを見ることができます。スパイが殺される直前のポケット。映画のスコアを書いたバーナード・ハーマンは、ロイヤル・アルバート・ホールの指揮者としてカメオ出演しました。(英語版ウィキペディアよりAI翻訳にて)

 

スタッフ

監督:アルフレッド・ヒッチコック

脚本:ジョン・マイケル・ヘイズ、アンガス・マクファイル

原作:チャールズ・ベネット、D・B・ウィンダム・ルイス

撮影:ロバート・バークス

音楽:バーナード・ハーマン

編集:ジョージ・トマシーニ

配給元:パラマウント・ピクチャーズ

 

キャスト

ベンジャミン(ベン)・マッケンナ:ジェームズ・ステュアート

ジョセフィン(ジョー)・マッケンナ:ドリス・デイ

ヘンリー(ハンク)・マッケンナ:クリストファー・オルセン

エドワード・ドレイトン:バーナード・マイルズ

ルーシー・ドレイトン:ブレンダ・デ・バンジー

ルイ・ベルナール:ダニエル・ジェラン

ブキャナン警部:ラルフ・トルーマン

指揮者:バーナード・ハーマン