鑑賞記録(2022.9.1)沖田修一監督『さかなのこ』2022@シネ・リーブル神戸

鑑賞記録(2022.9.1)

沖田修一監督

さかなのこ』2022

@シネ・リーブル神戸

 

『さかなのこ』2022/139分/日本/カラー/ビスタ/5.1ch/コダック16mmフィルム撮影

『南極料理人』『横道世之介』等、愛すべき主人公を温かく描いてきた沖田修一監督の最新作。「横道世之介」でも組んだ沖田監督と前田司郎がともに脚本を手がける。原作は、魚類に関する豊富な知識でタレントや学者としても活躍するさかなクンの初の自伝的エッセイ「さかなクンの一魚一会 まいにち夢中な人生!」をもとに、フィクションを織り交ぜながらユーモアたっぷりに描く。そして、なんと原作者でもあるさかなクンが映画が初出演を果たしていることにもギョ注目!(公式サイト、映画.comより引用)

 

あらすじ

お魚が大好きな小学生・ミー坊は、寝ても覚めてもお魚のことばかり。他の子供と少し違うことを心配する父親とは対照的に、信じて応援し続ける母親(井川遥)に背中を押されながらミー坊はのびのびと大きくなった。高校生になり相変わらずお魚に夢中のミー坊(のん)は、まるで何かの主人公のようにいつの間にかみんなの中心にいたが、卒業後は、お魚の仕事をしたくてもなかなかうまくいかず悩んでいた…。そんな時もお魚への「好き」を貫き続けるミー坊は、たくさんの出会いと優しさに導かれ、ミー坊だけの道へ飛び込んでゆくーー。(公式サイトより、役者名一部補足)

 

感想

原作

「さかなクンの一魚一会 

まいにち夢中な人生!」

 

を、鑑賞前日に

ハタッと思い出し、

 

 

そういや原作って読めるかな?

と、探してみたら、

 

Kindle Unlimitedで読めたので

すぐに読み出しました。

U-NEXTでもポイント購入すれば読めます!)

 

 

とっても面白かったので

 

結果、

鑑賞時間までに

 

あと数ページを残して

ほぼ読み切ることができました!!

(鑑賞後、読破!)

 

 

 

本作は、

その原作をもとに

 

新たな物語のようになっていました。

 

 

もはや

のんさん演じるミー坊は

 

さかなクンの人生そっくりの

別人格とも言えますね。

 

(しかし、のんさんも絵がお上手!!)

 

 

もちろん主要なエピソードは

たくさん盛り込まれていますが、

 

変更点もチラホラ。

 

 

題名が『さかなのこ』と

原作と違っているように

 

アナザーストーリーと思っても

良さそうです。

 

 

コメディ要素もたっぷりで

お客さんも結構笑ってました!ww

(原作も大いに笑えます!w)

 

 

全編コダック16mmフィルム撮影

とのことで

 

年代が80年代辺りを思わせる

ノスタルジックな映像に仕上がり、

 

時代感覚はピッタシです!

 

 

 

個人的には

さかなクンが好きなので

 

本人がギョギョおじさんなる

映画のみの新キャラで登場!

 

ですが、

もうさかなクンそのものです!ww

(当たり前だけど!ww)

 

 

さかなクンはさかなクンになれたけど、

 

ギョギョおじさんみたいに

なる可能性もあっただろうと思うと

(どうやって暮らしてるんだろう?みたいな人w)

 

ちょっとリアルでしたね。

 

 

むしろそうなる可能性の方が

世の中には多いし。

 

 

私もギョギョおじさんならぬ

ムービーおばさんですしね・・・爆

 

 

 

しかし、

 

一つのことを

これほどまでに好きでいられること、

突き詰められること、

 

本当に素晴らしいです!!

 

 

そしてお母さんの存在!!

素晴らしい教育方針です。

 

 

自由にのびのび、

 

好きなこと(才能)を

伸ばしてあげる。

 

 

人と違うことを恐れず、

芯の強い心をお持ちです。

 

 

大きくなった

さかなクン(ミー坊)が

 

お魚関係の仕事を探して

全然思っていたのと現実は違い

 

沢山の挫折を味わうというのも

とっても分かります。

 

 

 

特に

子共さん達には

 

あらゆる可能性があることを

知ってほしいですね。

 

 

映画と共に

ぜひ原作も読んでほしい作品!

でギョざいます!!笑

 

 

(2022年9月2本目。本年度316本目、映画館165本目)

 

 

スタッフ

監督:沖田修一

原作:さかなクン

脚本:沖田修一、前田司郎

撮影:佐々木靖之

照明:山本浩資

美術:安宅紀史

装飾:三ツ松けいこ

録音:山本タカアキ

衣装:纐纈春樹

ヘアメイク:宮内三千代

音響効果:勝亦さくら

編集:山崎梓

音楽:パスカルズ

主題歌:CHAI

魚類監修:さかなクン

魚類・水槽コーディネート:石垣幸二

VFXプロデューサー:浅野秀二

スクリプター:田口良子

助監督:玉澤恭平

制作担当:相良晶

製作:河野聡、太田和宏、伊藤はやと、鳥羽乾二郎、今田圭介、森田圭、玉井雄大、広田勝己

エグゼクティブプロデューサー:濱田健二、赤須恵祐

プロデューサー:西ヶ谷寿一、西宮由貴、西川朝子、日野千尋

ラインプロデューサー:飯塚信弘

 

キャスト

ミー坊:のん

ヒヨ:柳楽優弥

モモコ:夏帆

総長:磯村勇斗

籾山:岡山天音

ジロウ(父):三宅弘城

ミチコ(母):井川遥

ミー坊(幼少期):西村瑞季

「海人」の店長:宇野祥平

たむら:前原滉

谷崎ゆりえ:島崎遥香

歯医者:豊原功補

酒井:賀屋壮也

浜野庄子:朝倉あき

木戸まさし:長谷川忍

ギョギョおじさん:さかなクン

鈴木先生:鈴木拓