鑑賞記録(2022.10.21)小泉徳宏監督『線は、僕を描く』2022@OSシネマズ・ミント神戸

鑑賞記録(2022.10.21)

小泉徳宏監督

線は、僕を描く

2022

@OSシネマズ・ミント神戸

 

『線は、僕を描く』2022/106分/日本/カラー/おそらくシネスコ(未確認)

原作は、砥上裕將による日本の小説。水墨画の美しさに触れ、魅了された大学生の成長・再生を描く。2019年に『黒白の花蕾』のタイトルで第59回メフィスト賞を受賞後に現在のタイトルに改題され、同年9月27日に講談社から刊行された。第17回本屋大賞第3位。(小説『線は、僕を描く』ウィキペディアより)

監督は、『彼女は嘘を愛しすぎてる』(2013)『ちはやふる』(三部作:2016、2018)の小泉徳宏監督。『ちはやふる』の製作陣が再集結し、水墨画の世界を描く。

一言あらすじ

大学生の青山霜介(横浜流星)はアルバイト先の絵画展設営現場で、巨匠・篠田湖山(三浦友和)に声をかけられ、水墨画を学び始める。霜介は初めての水墨画に戸惑いながらも、その世界に魅了されていくが・・・

 

感想

109シネマズ大阪エキスポシティさんでも

本作の上映がありましたが、

 

上映時間の都合上、

 

地元神戸に移動して

OSシネマズミント神戸さんで鑑賞。

 

 

原作があると知っていたので

読みたいと思いながらも、

 

時間的にかなり厳しく、

 

今回は断念して

初日鑑賞しました。

 

 

私は『ちはやふる』は

漫画は随分前に

チラッとだけ読んだけど

 

映画は未鑑賞ですが、

 

その『ちはやふる』の

製作陣が再結集とのこと。

 

 

 

本作は

水墨画の世界とあって、

 

これまた魅力ある題材ですね。

 

 

やったことはないけれど、

 

美術館なんかで

見たことはありますが、

 

 

水墨画って

結構好きな感じです。

 

 

本作は、

水墨画もとても美しいですが、

 

併せて

漢字の文字も美しく。

 

 

お話は、

 

若き青年が

拭えぬ傷を心に抱え

 

どうにも動けない所に

水墨画と出会う・・・

 

 

そこでの人との関わりや

水墨画の世界に入っていくことで

 

 

彼の人生が

また動き出す・・・

 

 

 

”命”を描く水墨画。

 

 

だからこそ、

 

日常における

あらゆる生命に

 

生きとし生けるものに

敬意を払い、

 

意識する。

 

 

食事という形で

”命”を頂いていることを忘れず

 

有り難く

我が身の血や肉とし、

 

しっかりと糧とする。

 

 

そんな精神も

きっと水墨画の作品に

反映することだろう。

 

 

尊い命を感じずして、

 

”命”を描くことなど

きっと出来ないだろうから。

 

 

 

若いキャストの皆さんも

ベテランのキャストの皆さんも

 

皆さんとても素敵でした。

 

 

登場人物の皆さんが

それぞれの形で

 

優しさと共に

内なる情熱を秘めておられる印象。

 

 

小説の方のあらすじも

チラッとだけ読むと

やはり映画とは異なる様子。

 

 

原作も

やっぱり読んでみたいと思いました!

 

 

あと、

yamaさんやVaundyさんの

曲も好きなので

 

挿入歌や主題歌も好きです。

 

エンドクレジットも素敵。

 

 

彼らの旅は

まだ始まったばかりのようです。

 

 

(2022年10月26本目。本年度379本目、映画館204本目)

 

 

スタッフ

監督:小泉徳宏

脚本:片岡翔、小泉徳宏

原作:砥上裕將

企画:北島直明

撮影:安藤広樹

照明:太田宏幸

録音:赤澤靖大

美術:五辻圭

装飾:前田亮

ヘアメイクディレクション:古久保英人

ヘアメイク:吉田仁美

スタイリスト:新崎みのり

サウンドデザイン:大河原将

VFXプロデューサー:赤羽智史、高玉亮

編集:穗垣順之助

音楽:横山克

主題歌:yama

主題歌プロデュース:Vaundy

助監督:吉田和弘、權徹

スクリプター:本図木綿子

キャスティング:緒方慶子

制作担当:栗林直人

水墨画監修:小林東雲

製作:沢桂一、松岡宏泰、高津英泰、藤本鈴子、森田圭、弓矢政法、高見洋平、長瀬俊二郎、村上範義

エグゼクティブプロデューサー:伊藤響

プロデューサー:北島直明、巣立恭平

ラインプロデューサー:伊達真人

配給:東宝

制作プロダクション:ROBOT

製作幹事:日本テレビ放送網

製作:映画「線は、僕を描く」製作委員会(日本テレビ放送網、東宝、読売テレビ放送、バップ、KDDI、ジェイアール東日本企画、講談社、ROBOT、W TOKYO、札幌テレビ放送、宮城テレビ放送、静岡第一テレビ、中京テレビ放送、広島テレビ放送、福岡放送)

 

キャスト

青山霜介:横浜流星

篠田千瑛:清原果耶

古前巧:細田佳央太

川岸美嘉:河合優実

国枝豊:矢島健一

滝柳康博:夙川アトム

笹久保隆:井上想良

藤堂翠山:富田靖子

西濱湖峰:江口洋介

篠田湖山:三浦友和

ネタバレMEMO

霜介が生徒として通うことになる湖山邸は、東近江市の歴史ある商人屋敷の一角の大きなお屋敷を貸し切って行われた。

湖山のアトリエは、水墨画監修の小林東雲氏の私物を多く拝借して作り込んだという。

撮影前から役者たちに課されたのは、水墨画の猛特訓。本作には実際の水墨画の大家である小林東雲氏が【水墨画監修】として名を連ね、撮影中はもちろん撮影前から役者陣に指導をすることが決定した。なかでも誰より熱心に水墨画と向き合い続けたのは、横浜。その熱意には監督も「ものすごい気合だった」と驚きを隠せない。

(↑公式サイト作品紹介”制作秘話”より、一部抜粋引用)