鑑賞記録(2022.3.7)ハンガリーの鬼才 タル・ベール監督【伝説前夜】『アウトサイダー』1981 @元町映画館

鑑賞記録(2022.3.7)

ハンガリーの鬼才

タル・ベール監督

『アウトサイダー』1981

@元町映画館

 

 

タル・ベーラ伝説前夜と題し、

日本初公開3作を一挙上映。

『ファミリー・ネスト』1977

『アウトサイダー』1981

『ダムネーション/天罰』1988

 

 

今回は、『アウトサイダー』を鑑賞。

 

 

『アウトサイダー』1981/128分/ハンガリー/カラー

当時のハンガリーの映画に映っているのは嘘ばかりだった。本当の人々の姿を撮りたかった。『アウトサイダー』は映画に対するアンチテーゼだ。-タル・ベーラ

社会に適合できないミュージシャンの姿を描いた監督第2作にして、珍しいカラー作品。

この作品がきっかけで、タル・ベーラは国家当局より目をつけられることになる。酒場での音楽とダンスなど、タル・ベーラ作品のトレードマークと言えるような描写が早くも見てとれる。

(チラシより)

 

原題

Szabadgyalog

 

 

一言あらすじ

精神病院で働くアンドラーシュは、得意のバイオリンを弾き、患者たちと信頼関係を築いていた。数日前に子供が生まれたが、母子と一緒に住んでおらず、そんな中、酒が原因で職場をクビになり・・・

 

感想

社会に適合できないミュージシャン。

 

 

私も、いわゆる

社会に適合できない人間の一人だと

自分で思っているので、

 

 

なんだか身近に感じた。。。爆

 

 

 

フワフワ浮いたような主人公・・・

 

 

 

どこか夢を見ているような

しかし現実は思うようにはいかず

仲間と酒を飲み、やり過ごす・・・

 

 

 

人間の考えや

想い、行動、お金、、、、

 

 

どんどん変化するものと

変化しないもの・・・

 

 

 

年月を重ねても

中身は変わっていないのに、

 

 

老いと責任だけは

どんどん積み重なっていく・・・

 

 

 

うーん、、、

 

 

ある意味、

私自身の背筋が凍りますね・・・

 

 

ちょっと、

色々改めたいと思うけど、

 

中々変われない。。。

 

 

もちろん、

 

変わりたいことと

変わりたくないことは

 

両方ありますが。

 

 

人間のリアルな姿を

見せつけられる作品ですね。

 

 

(2022年3月10本目。本年度81本目、映画館28本目)

 

 

スタッフ

監督・脚本:タル・ベーラ

編集:フラニツキー・アーグネシュ 撮影:バルナ・ミホク、フィレンツ・パップ

配給:ビターズ・エンド