鑑賞記録(2022.3.4)小津安二郎監督 サウンド版『浮草物語』1934 U-NEXT

鑑賞記録(2022.3.4)

小津安二郎監督

サウンド版

『浮草物語』1934

U-NEXT

 

『浮草物語』1934/86分/日本/モノクロ・スタンダード・サウンド版

坂本武演じる喜八が主人公の「喜八もの」の第2作で、ジョージ・フィッツモーリス監督の米映画『煩悩』(1928)を下敷きにしている。(「喜八もの」第1作は『出来ごころ』1933、第3作(最終作)は、『東京の宿』1935)

オリジナルはサウンド版であり、主題歌まであったが、現存プリントはサイレント版のみである。

1959年(昭和35年)には小津自身が『浮草』の題名でリメイクしている。

(↑ウィキペディアより)

サウンド版の声の主は、倍賞千恵子さんと、寺田農さんだった。(以前にも小津作品でお二人の声があった)

U-NEXTで小津作品の多くが2022年3月末までの視聴期限  →追記:期限無くなってました!

一言あらすじ

旅一座が、田舎町に久しぶりにやってきた。そこは、一座の親方・喜八(坂本武)が密かに子を産ませたおつね(飯田蝶子)と、息子の信吉(三井秀男)が住む町だ。ここへ来た時は、喜八は度々おつねの所へ顔を見に来るが、信吉には父であることを隠していた。一座の女優で喜八の女房役であるおたか(八雲理恵子)が、勘づいて・・・

 

感想

お話が面白い!!

 

と、私は思う。

 

 

先にも記したが、

 

後に、小津監督自身が

1959年に『浮草』で

セルフリメイクしている。

 

 

中々おもしろいストーリーですもんね。

 

 

 

まだ『浮草』を観ていないので

近々観る予定。

 

 

 

あまりストーリーを話すと

 

ネタばれになるので

あまりは言いませんが、

 

 

 

サイレントで見ても、

 

心情やら、状況が

結構よくわかる。

(これ、毎回思います)

 

 

 

画だけで何を思っているか

どういう心境なのかなど

 

観てとれるのは

本当にすごいと思う。

 

 

撮り方や、役者さんの

それぞれの素晴らしさでしょうね。

 

 

 

応、サウンド版で、

画の間に挿入される字幕が

読み上げられますが、

 

多くはない台詞量で

色々と読みとれます。

 

 

 

あと、

数日前に

『風の中の牝雞』で

稀な暴力的シーンがあると言ったけど、、、、

 

 

 

 

 

(ある意味でちょっとネタばれかも????)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

喜八のビンタが

結構な頻度で炸裂!!!

 

 

 

ここで既に、ぶってました!!爆

 

 

 

 

ちょっと『風の中の牝雞』とは

またちょっと雰囲気は違いますが。

 

 

 

 

小津作品は結構数があるので、

バラバラにみていて

まだ観ていない作品もありますが

 

サイレント含めて

なるべく出来る限り

観尽くしたいなと思いますね。

 

 

(2022年3月5本目。本年度76本目)

スタッフ

監督:小津安二郎

脚本:池田忠雄

原作:ジェームス槇(小津安二郎)

撮影・編集:茂原英朗 美術:浜田辰雄 撮影補助:厚田雄春

監督補助:原研吉、根岸浜男、田中時夫、石川和雄

 

キャスト

喜八(市川左半次):坂本武

かあやん(おつね):飯田蝶子

信吉:三井秀男

おたか:八雲理恵子(前:恵美子)

おとき:坪内美子

とっつあん:谷麗光

富坊(子供):突貫小僧

吉ちゃん:西村青児

マア公:山田長正

立師:青野清

下廻り:油井宗信

小屋の男:平陽光

駅員:若宮満

古道具屋:懸秀介

床屋のかみさん:青山万里子

村の男:池部光村

笠智衆、他