鑑賞記録(2022.11.19)
SILENT FILM LIVE
【シリーズ18】
ルネ・クレール監督
『イタリア麦の帽子』1928
ピアノ伴奏:鳥飼りょう
@元町映画館
SILENT FILM LIVE
【シリーズ18】
2022.11.19(土)〜25(金)
毎回12:40〜
全ての回、
ピアノライブ演奏+アフタートーク付き
元町映画館にて開催中!
SILENT FILM LIVE【シリーズ18】上映3作品
『イタリア麦の帽子』
1928/106分/フランス/ルネ・クレール監督
『ヴァリエテ』
1925/121分/ドイツ/E・A・デュポン(エワルド・アンドリュー・デュポン)監督
『血と砂』
1922/104分/アメリカ/フレッド・ニブロ監督
『イタリア麦の帽子』1928/106分/フランス/英語字幕/モノクロ
原作は、ウジェーヌ ラビシュによる 5 幕の喜劇。、戯曲はマルク=ミシェルと共同で書かれ、ミシェル・レヴィ・フレールから出版された。(ウィキペディアより)
監督のルネ・クレールは、フランスの下町的ユーモアと実験的な精神でトーキー移行期の道を押し広げた巨匠。お洒落なタッチで描かれたこのフレンチ・コメディは、彼のサイレント時代の代表作として知られている。(『SILENT FILM LIVE シリーズ18』チラシより)
ルネ・クレール René Clair
本名:ルネ=リュシアン・ショメット(René-Lucien Chomette)
1898年11月11日 – 1981年3月15日
フランスの映画監督・脚本家・映画プロデューサーで「詩的レアリスム」の監督といわれる。
ジャック・フェデー、ジャン・ルノワール、ジュリアン・デュヴィヴィエ、マルセル・カルネと並んで、古典フランス映画における「ビッグ5」(「詩的レアリスム」)の一人として知られる。映画監督のアンリ・ショメットは兄弟である。
主な作品
『巴里の屋根の下』 Sous les toits de Paris (1930年)
『ル・ミリオン』 Le Million (1931年)
『自由を我等に』 À nous la liberté (1931年)
『巴里祭』 Quatorze Juillet (1932年)
他多数
原題
Un chapeau de paille d’Italie
一言あらすじ
結婚式の当日、新郎が馬車で式場に向かう途中、ひょんなことから馬が、中佐と逢引き中の婦人の帽子を食べてしまう。その帽子はイタリア麦で作られたレアな帽子で、同じ物を持ってこい!と二人から迫られる新郎は・・・
感想
SILENT FILM LIVE
【シリーズ18】
始まりました!
私は最近
参加し始めたばかりなので
今までの回は
あまり存じ上げませんが、
毎回、
レアなラインナップで
中々お目にかかれない
作品が多いので
なるべく鑑賞出来る時は
映画館に
足を運ぶようにしています!
本作は、
フランスの巨匠
ルネ・クレール監督の
サイレント作品。
私は、
ルネ・クレール監督の
サイレント作品は初鑑賞です!
鑑賞前後のトークでも
仰っていましたが、
本作はかなり字幕が少なく、
登場人物が多く出てきますが、
それでも
訳が分からなくなることなく
大体の状況は掴めます!
画だけで伝える!!
凄いですね〜
前半は、
お上品!?なコメディ展開で
新喜劇で育っている関西人的には!?
やや大人しめにも見えますが、ww
後半から
グンと勢いが増してきます。ww
実験的と言われる
映像トリック!?も
挿入されながら
拍車がかかってきますね!
しかし、本作は
観ながら思っていましたが、
伴奏、
絶対あった方がいいだろうなと。w
鳥飼さんの
素晴らしい演奏があってこそ
より映画が楽しめたと思います。
個人的には
鳥飼さんの生演奏と、
劇中の画のシンクロ感!!
を、感じるところがあり
尚更楽しめました!
お話は、
人は良いんだろうけど
正直、要領悪く
鈍臭い花婿がww
(私にはそう見えるw)
巻き起こす騒動!?爆
小ネタも多く、
お話も何気にあらぬ方向へ
どんどん展開していくので
サイレントで106分と、
中々長尺ですが、
果たして
騒動の行方は・・・!?
贅沢な生演奏と共に
ぜひ、ご覧下さい!!
(2022年11月22本目。本年度417本目、映画館235本目)
スタッフ
監督・編集:ルネ・クレール
脚本・脚色:ウジェーヌ・ラビシュとマルク・ミシェル(による同名の戯曲に基づく)、ルネ・クレール
セットデザイン:ラザール・メアソン
写真:モーリス・デファシオ、ニコラス・ルダコフ
プロデューサー:アレクサンダー・カメンカ
制作会社:アルバトロス・フィルムズ
他
キャスト
新郎:アルベール・プレジャン(Albert Préjean )
中佐:ゲーモン・ヴィタル(Geymond Vital)
婦人:オルガ・チェーホワ(Olga Tchekhova)
他