鑑賞記録(2022.5.7)
ビリー・ワイルダー監督
『情婦』1957
『情婦』1957/116分/アメリカ/モノクロ
U-NEXTで視聴期限間近のため、鑑賞。
アガサ・クリスティの短編小説及び戯曲『検察側の証人』を原作とする法廷ミステリー作品である。それが舞台劇としてブロードウェイやロンドンでロングランされた物を、ビリー・ワイルダーが監督した。
主演の未亡人殺しの容疑者役にはタイロン・パワー、マレーネ・ディートリヒがその年上のドイツ人妻にキャスティングされた。さらに、実質的な主人公である老弁護士には、チャールズ・ロートンが扮し、その付き添い看護婦役には、実生活のロートン夫人であるエルザ・ランチェスターが扮した。タイロン・パワーは次作『ソロモンとシバの女王』の撮影中に心臓発作で急死したため、本作が遺作となった。
(↑ウィキペディアより)
主演のマレーネ・デートリッヒたっての希望で、監督にはビリー・ワイルダーに白羽の矢がたった。ワイルダーにとっては初の法廷劇だが、彼の作品特有の悪女は今作でも健在。(映画.comより)
受賞
ゴールデングローブ賞
助演女優賞:エルザ・ランチェスター
ノミネート他多数
原題
Witness for the Prosecution
(日本語訳:検察の証人)
一言あらすじ
敏腕・老弁護士ウィルフリッド(チャールズ・ロートン)卿は、重病からの退院直後、殺人事件の容疑を掛けられたレナード(タイロン・パワー)の弁護を頼まれる。退院直後のうえ、アリバイがほぼない難しい事件で、はじめは依頼を断るも、レナードの気さくな気質と、無実を訴える強いまなざしに、弁護を引き受けることに・・・
感想
本作は、
何も情報入れないで
なにはともあれ
まず、ご覧くださいまし。
観てからの・・・・
こりゃたまげた!!ww
ラストは絶対言えません!!!!
それを言っちゃあ
おしまいよ!!ww
です。
本作の最後にも、
結末を言わないでねっていう
字幕が入ります。
いろんな意味で、
やられました~~~!!
ラスト前までは
いわゆる法廷劇として
事件の真相を探りながら
敏腕弁護士ウィルフリッド卿が
法廷で闘いつつ
お話は進みます。
登場人物たちの
個性的なキャラクターが
それぞれ際立ち、
毒っけの強い
ウィルフリッド卿が
さすがの貫録!
これはもう、
すべてはラストに至るための
展開!!
もうほんと、
これ以上は言えません!!ww
『情婦』っていう邦題だと
なんだかアダルト?な印象がありますが、ww
そういった絡みの画は
特にありません。ww
なぜこの邦題になったのか
真相はわからず・・・・
確かに本作を鑑賞すれば
わからなくもないですが、、、
本作を観ていない人が
『情婦』と聞いて
思い浮かべるだろうイメージと
作品のイメージとが
ちょっとかけ離れる気がしますが・・・
う~~~ん、、、
邦題付けるのって難しいですね。
法廷推理サスペンス??として、
とても楽しめました!
なにはともあれ、
これはまず、
観るしかない!!ww
(2022年5月7本目。本年度152本目)
スタッフ
監督:ビリー・ワイルダー
製作:アーサー・ホーンブロウ・Jr
原作:アガサ・クリスティー
脚本:ビリー・ワイルダー、ハリー・カーニッツ
撮影:ラッセル・ハーラン
音響:ラルフ・アーサー・ロバーツ
音楽:マティ・マルネック
他
キャスト
レナード・ヴォール:タイロン・パワー
クリスチーネ:マレーネ・ディートリヒ
ウィルフリッド・ロバーツ:チャールズ・ロートン
ミス・プリムソル(付き添い看護婦):エルザ・ランチェスター
ブローガンムーア弁護士:ジョン・ウィリアムス
メイヒュー(事務弁護士):ヘンリー・ダニエル
カーター執事:イアン・ウォルフ
マイヤーズ検事:トリン・サッチャー
エミリー=ジェーン・フレンチ夫人:ノーマ・ヴァーデン
ジャネット・マッケンジー:ウナ・オコナー
裁判長:フランシス・コンプトン
ハーン:フィリップ・トング
ダイアナ:ルタ・リー
オブライエン夫人:マージョリー・イートン
他