鑑賞記録(2022.2.7その②)
カッコいい~!だけじゃない!!
コメディも強め!?
岡本喜八監督
『座頭市と用心棒』
1970 U-NEXT
『座頭市と用心棒』1970/116分/日本/カラー
U-NEXTで視聴期限のため、鑑賞。
本作は『座頭市』シリーズ最大のヒットを記録。
勝新太郎の『座頭市』シリーズ第20作目であり、三船敏郎の代表作である『用心棒』との夢の対決を実現させた、勝プロダクション製作の時代劇映画。(ウィキペディアより抜粋)
一言あらすじ
市(勝新太郎)が3年ぶりに訪れた村は、以前と状況が一変、ヤクザの小仏が支配し殺伐としていた。小仏の政五郎(米倉斉加年)は、用心棒(三船敏郎)に市を斬るよう頼む。一方、市はこの村が変わったきっかけ、そして隠された秘密を暴こうとし・・・
感想
か、かっこいい~~~!!!
座頭市見るの初めてですが
く~~~!!!
唸ります。
画の力がハンパない!!
市の、どアップ
あんなに引き締まる画になるもんですかね。
痺れます。
勝新太郎さんもさることながら、
三船敏郎さんも
さすがの画力!!!
二大スターの共演とは
まさにこのこと。
そして美しい若尾文子さん、
素敵です。
大ヒットしたのも頷けます。
とにかくこの時代の
俳優の皆様は
本当に力が強い。
すごいなぁ。
そして、まさかの
コメディーっぷり!!!
(知らなかった!)
まぁ笑わせてくれます!w
個人的には結構笑いのツボあり。ww
盲目の市ですが、
その画を見て、以前に観た、
清水宏監督の
『按摩と女』(1938)
を、思い出した。
市の表情やアップの具合など、
そっくりなところが
結構ある!!!!
真似たかどうかは知りませんが、
まぁ観てるだろうな~ww
個人的に、
『按摩と女』も結構好きで
爆笑したのを覚えています。
おなじく、
盲目の按摩さんが
(市は按摩さんじゃないけど本作で按摩してる)
事件解決に鼻や頭を利かせるっていう・・・
とにかく、
殺陣アクションだけに留まらず、
コメディや
お話も裏があったりと
面白かったですね。
なんといっても
全体の力の強いこと!!!
それに尽きます。
時代劇だから日本独特だし、
なんといっても
力の強い作品。
こういったものを
今後の日本は作れるのでしょうか?
作ってほしいですね。
作りたいですね。
素晴らしい諸先輩方に敬意を払い
気合の入った新たな映画を!!
(2022年2月8本目。本年度合計45本目)
スタッフ
監督:岡本喜八
原作:子母沢寛
脚色:岡本喜八、吉田哲郎
撮影:宮川一夫 音楽:伊福部昭 美術:西岡善信 編集:谷口登司夫 録音:林土太郎 スチール:大谷栄一 照明:中岡源権 製作:勝新太郎
キャスト
座頭市:勝新太郎
用心棒・佐々大作:三船敏郎
梅乃:若尾文子
烏帽子屋弥助:滝沢修
九頭竜・跡部九内:岸田森
小仏の政五郎:米倉斉加年
兵六爺さん:嵐寛寿郎
後藤三右エ門:細川俊之
脇屋陣三郎:神山繁
ちんぴら余吾:寺田農
馬瀬の藤三:草野大悟
鍛冶屋留吉:常田富士男
烏帽子屋番頭惣七:木村元
偽按摩桑原涌之助:砂塚秀夫
小仏一家の権:田中浩
小仏一家の松:木村博人