鑑賞記録(2022.7.15)
フィリップ・バランティーニ監督
『ボイリング・ポイント|沸騰』
2021@シネ・リーブル神戸
『ボイリング・ポイント|沸騰』2021/95分/イギリス/カラー
ロンドンに実在するレストランで撮影を行った本作は、なんと90分間の全編ワンショット! 正真正銘のノー編集で、ノーCG。ロンドンの高級レストランを舞台に、崖っぷちのオーナーシェフの波乱に満ちた、予測不能なスリリングな一夜を描く。新鋭フィリップ・バランティーニ監督は、慌ただしい人気レストランの表と裏を同時に味わえる濃密な人間ドラマを作りあげた。
主演を務めたのは『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』『アイリッシュマン』のスティーヴン・グレアム。(中略)アンディの頼れる相棒で、混乱に陥った厨房を支える副料理長カーリーに扮するのは、TVシリーズ「SHERLOCK/シャーロック」のヴィネット・ロビンソン。加えて、『スナッチ』でS・グレアムと共演した曲者俳優ジェイソン・フレミングのほか、即興演技が得意な若手キャストが迫真のアンサンブルを披露している。
(↑本作公式サイトより一部抜粋)
原題
Boiling Point
一言あらすじ
クリスマス前の金曜日、ロンドンのとあるレストランで起こる、崖っぷちシェフの怒涛の一夜が始まる・・・
感想
90分間のワンショットと聞いて
これは観るしかない!!
と思って、初日に劇場へ!!
レストランの一夜と聞いていたので
どんな感じになるのかと思っていたら
かなりエンタメ的要素が組み込まれ
次々に事件勃発!!
私は昔、飲食店で働いていたこともあり
(ちなみにサービス接客の方)
かなりあるあるの部分もあれば、
外国の現場はありうるのかわからないが
そんなまさか!ww
とツッコミたくなる場面まで
色々と盛り込まれた
怒涛の90分が押し寄せる。
素敵なレストランで起こる、
エグい舞台裏!!ww
(実際、映画とは違うけどエグい現場はあるww)
ワンショットなので
もちろん手持ちカメラで追いかけるため
相当リハを行ったはずだと思うが
どうだろうか?
過去のワンショット作品での
制作秘話を読むと
『1917 命をかけた伝令』や
(2019/サム・メンデス監督
※ワンショットではないが)
『かくれんぼ』
(2012/大江崇允監督
※38分のワンショット)
などはどちらも
相当な練習を何度も行って
撮影したと聞くので、
本作もそうなのかなと思うが。
そして役者の皆さんも
素晴らしかったです!
アンディのどんどん追い詰められる様、、、
カーリーの気丈な振る舞いと怒り、、、
etc…
皆さん何かしらの思いを抱え、
ゴングが切られた怒涛の営業に
沸騰必至!!!!!
この小さな空間で起こる
様々な問題と人間模様
上手く考えられた
面白い作品でした。
やっぱり私は長回し、
好きですね。ww
(2022年7月25本目。本年度251本目、映画館121本目)
スタッフ
監督:フィリップ・バランティーニ
脚本:ジェームズ・カミングス、フィリップ・バランティーニ
撮影:マシュー・ルイス 美術:エイミー・ミーク
衣装:カレン・スミス
音楽:アーロン・メイ、デビッド・リドリー
編集:アレックス・ファウンテン
製作:バート・ラスポリ、ヘスター・ルオフ
製作総指揮:スティーブン・グレアム、ハンナ・ウォルターズ、フィリップ・バランティーニ、イアン・カーク、サマンサ・ウォーハム、ボブ・クラーク、ガレス・ジョーンズ、レイ・パンサキ、ジョン・ジェンクス、ジェイ・テイラー、アンガス・ヘンダーソン、シャーロット・ヘンダーソン、ウィリアム・ヘンダーソン、ポール・メラー、マイケル・ギルモア、ピーター・マドック
他
キャスト
アンディ・ジョーンズ:スティーブン・グレアム
カーリー:ヴィネット・ロビンソン
ベス:アリス・フィータム
エミリー:ハンナ・ウォルターズ
トニー:マラカイ・カービー
カミーユ:イズカ・ホイル
ビリー:タズ・スカイラー
アンドレア:ローリン・アジューフォ
アラステア・スカイ:ジェイソン・フレミング
フリーマン:レイ・パンサキ
サラ・ソウスワース:ルルド・ファベレス
ロビン:エイン・ローズ・デイリー
他