誰も知らないサイレント映画『チャーリー・バワーズ』日本初の特集上映に行ってきました!

2021年11月。東京・大阪・神戸にて、

『NOBODY KNOWS チャーリー・バワーズ』という映画イベントが開催された。

題名の通り、無名の存在、チャーリー・バワーズ。

しかし、、、彼は、”最狂”だった!?

 

 

私は、最近になって古い映画を観始めたので

有名どころですら全然知らないから、もちろん知らない。

 

でも、チャーリー・バワーズは、みんな知らなかったらしい。

 

 

とにかく、つい最近なんだが、

白黒映画時代(20世紀初頭)のクオリティーの高さに驚愕していて

映画館で古い映画がやっていれば、なるべく映画館へ、

または、U-NEXTで、クラシック映画を古い順に観ている。

 

そんな中、この企画があったので、

私の住んでいる町、神戸の回、神戸映画資料館へ行ってきた。

 

今回のチラシ

↓今回のこのチラシも、とってもおしゃれで素敵に仕上がっています。

 

さらに、ご丁寧に冊子も配って頂き、気分上昇!

(写真↑冊子表裏のみ。見開きページは載せていません。)

 

まだまだチャーリー・バワーズは

知られていなかったために、謎に満ちていて

わからないことが多いらしい。

 

チャーリー・バワーズ(CHARLEY BOWERS)って??

(以下、チラシに掲載されているものより引用)

1889年頃~1946年。米国オハイオ州出身。

伯爵家の血筋で、5歳で綱渡りをマスターし、6歳でサーカス一座に誘拐された(本人談)。

カートゥーン(アニメのこと)『マット&ジェフ』のアニメーターを経て、

自身が主演する無声短編映画の制作をスタート。

長く忘れられていたが、1960年にフランスで発見されたことを皮切りに、

眠っていたフィルムが世界各地で発掘される(今回上映する4作品のうち3本はフランス語版)。

21世紀に入り現存する作品のデジタル修正が行われた。

 

今回上映された4本

『たまご割れ過ぎ問題』(原題:EGGED ON /1926年/23分)記念すべき第一作!
『全自動レストラン』 (原題:HE DONE HIS BEST /1926年/23分)
『ほらふき倶楽部』  (原題:NOW YOU TELL ONE /1926年/21分)
『怪人現る』     (原題:THERE IT IS /1928年/22分)

 

チラシには、こう書かれている。

100年近く前のサイレント時代末期、映画史上”最狂”のチャーリー・バワーズ作品たちが生み落とされた。

 

まさに、奇想天外、奇妙奇天烈!!

しかし、その計り知れないイマジネーションは、

褒め言葉として、子供並みに自由!!!

その自由な発想力に、ただただ驚かされる。

 

んなアホな!!!!んなわきゃない!!!!、、、んだけど、

ここまでイキきると、突き抜けると、

それは、天才にまで昇華する。

 

お茶目でかわいいユーモア満載、現実に囚われない

ある意味、アニメ的なイメージをそのまま映像にしてしまう。

 

そして、もちろんとも言うべきか、

アニメーションも十分に活用し、表現の幅をより拡大している。

 

個人的に、なんてすごい発想で表現するんだ!!!

と驚愕のシーンがいくつもあり、脱帽って感じでした。

(ネタばれみたいになっちゃうから、あえてどこがどうとかは言いませんが。)

 

コメディーであり、ファンタジーであり、ある意味SFであり

これぞ映画!!の、ひとつと言えるのではないだろうか。

 

 

会場には、お子さんも居たのだが、時々大爆笑!!!

それがまた、結構面白かった。

「ここがそんなに面白いんだ~!」って思ったり。笑

 

大人も、もちろん笑っていたけど、

子供の大爆笑に大人もつられて笑みがこぼれる。

 

(お子さんを連れていらしたのは、関係者の方で、上記のようなことが以前にもあったことを踏まえたうえで、連れていらしたのだそう。アフタートークにて、そのような事を仰ってました。)

 

そして、単純に、

大人も子供も楽しめるって、すばらしいよな、すごいよな

って思った。

 

 

今回、初めてチャーリー・バワーズを知ったが、

ぜひ、多くの方に観てほしい。

 

きっと楽しめるのではないかと思う。

 

私の

サイレント映画、クラシック映画の旅は、

まだ始まったばかり。