鑑賞記録(2022.8.24)ウィリアム・ワイラー監督『ベン・ハー』1959 U-NEXT

鑑賞記録(2022.8.24)

ウィリアム・ワイラー監督

ベン・ハー』1959

U-NEXT

 

『ベン・ハー』1959/222分/アメリカ/テクニカラー

1959年のアメリカ合衆国の叙事詩的映画。ルー・ウォーレスが1880年に発表した小説『ベン・ハー』の3度目の映画化作品である。

1907年に15分のサイレント映画で製作され、1925年に同じサイレント映画で2度目の映画化。これはラモン・ノヴァロがベン・ハーを演じ、大ヒットとなった。そしてこの2度目の映画にスタッフとして参加したウィリアム・ワイラーが34年後に監督として70ミリで撮影し3度目の映画化をしたのがこの作品である。

同年アカデミー賞で作品賞・監督賞・主演男優賞・助演男優賞をはじめ11部門のオスカーを受賞。この記録は史上最多記録でその後長く続き、『タイタニック』(1997年)、『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』(2003年)がようやく同じ11部門受賞で並んだが、現在もアカデミー賞の史上最多受賞作品の一つである。

チャールトン・ヘストンがアカデミー賞主演男優賞、ヒュー・グリフィス が助演男優賞を受賞し、ウィリアム・ワイラーはこの映画で3度目の監督賞を受けている。

タイトルでミケランジェロのフレスコ画『アダムの創造』が効果的に使用されている。

撮影に使われたのは『愛情の花咲く樹』(1957年;エドワード・ドミトリク監督)と同じ70mm映画用カメラ「MGMカメラ65」。これに左右幅を4/5に圧縮するパナビジョン社製アナモフィックレンズを取り付けアスペクト比 1:2.76を得ている。同方式は数年後パナビジョン社があらためて「ウルトラ・パナビジョン70」として採用した。なお撮影の多くはイタリアのローマにある大規模映画スタジオである「チネチッタ」で行われた。撮影では戦車がカメラに突っ込み大破する事故もあった。またカエサルに対してのローマ式敬礼(後世、ナチス式敬礼として利用)が描かれた。

本作の二輪戦車の疾走するレースシーンの演出は第二班監督のアンドリュー・マートンと同じく第二班監督で、ウェスタンの名作『駅馬車』のスタントで名を馳せた元スタントマンのヤキマ・カヌートが担当、ワイラーは総合監督の立場で、受賞の際のスピーチも「オスカーが増えてうれしい」という短いものだった。

脚本のクレジットは映画ではカール・タンバーグ1人になっているが、実は彼とクリストファー・フライ、ゴア・ヴィダル、マクスウェル・アンダーソン、S・N・バーマンの5人で執筆したものである。ヴィダルはMGMが契約を2年残して彼を自由にするという条件で、フライと共に脚本を再執筆することに合意したのだが、プロデューサーのサム・ジンバリストが死去したことで、クレジットの問題が複雑化してしまう。そこで全米脚本家組合は『ベン・ハー』の脚本のクレジットをタンバーグのみとし、ヴィダルとフライの両名をクレジットしないことで問題を解決した。これについて、『ベン・ハー』の主演俳優チャールトン・ヘストンは、ヴィダルが執筆したと主張する(注意深く慎重に隠された)同性愛の場面に満足せず、ヴィダルが脚本に大きく関与したことを否定した。しかし、『映画秘宝』が2011年にヴィダルに行ったインタビューによれば、ヴィダルは脚本を盗まれてコピーされ、ノンクレジットにされたため、裁判沙汰に持ち込んだと主張している。

(↑ウィキペディアより抜粋、一部引用)

撮影に3ヶ月を要した戦車競走の場面を始め、6年半の製作期間を費やした壮大な歴史スペクタクル。(U-NEXT本作”見どころ”より)

U-NEXT視聴期限間近の為、鑑賞(復活することあり)

 

受賞

アカデミー賞(第32回、1960年開催)

作品賞サム・ジンバリスト

監督賞:ウィリアム・ワイラー

主演男優賞:チャールトン・ヘストン

助演男優賞:ヒュー・グリフィス

美術賞:ウィリアム・A・ホーニング、エドワード・C・カーファーニョ

撮影賞:ロバート・L・サーティース

衣装デザイン賞:エリザベス・ハフェンデン

編集賞ジョン・D・ダニング、ラルフ・E・ウィンタース

劇映画音楽賞:ミクロス・ローザ

音響賞:フランクリン・E・ミルトン

視覚効果賞A・アーノルド・ギレスビー、ロバート・マクドナルド、マイロ・ローリー

 

他、ゴールデングローブ賞など受賞、ノミネート多数。

 

原題

Ben-Hur

 

あらすじ

紀元1世紀。ローマ帝国支配下のエルサレムで、名門の子息ベン・ハー(チャールトン・ヘストン)は旧友のローマ司令官メッサラ(スティーヴン・ボイド)と再開する。ところが出世欲の強いメッサラの裏切りによって一家は捕らえられ、奴隷の身となったベン・ハーは軍艦で苦役を強いられることに・・・。U-NEXT本作”ストーリー”より)

 

感想

言わずと知れた

超有名大作映画!!!

 

超大作で時間も

4時間近くになるので

 

ビビりまくって

手をつけられていませんでしたが、

 

 

いよいよ視聴期限となって

 

これは一度は観ておかなければ!!

 

と、意を決して鑑賞ww

 

(ちなみに視聴期限後、

また復活することもあります。)

 

 

 

結論、観てよかった〜〜〜!!!!!

 

 

 

これは凄いです!!

 

 

何やら、過去に観た

イントレランス

(1916;D・W・グリフィス監督)

 

十戒』などを

(1956;セシル・B・デミル監督

※こちらも主役モーセを

チャールトン・ヘストンが演じている)

 

 

チラッと思い起こすような

壮大なセット!!

 

 

 

そしてとにかくお話が

観客を飽きさせません!!

 

 

 

自宅鑑賞で222分(3時間42分!)

 

(冒頭序曲があり始まるまで長いのと、

途中インターミッションなど挟む)

 

 

なので

 

途中、あれやこれやと

 

自分都合のストップをしながらの

鑑賞になってしまいましたが、

 

 

 

気持ち的には、

 

続けて全然観られる面白さ!!

でした!!

 

 

 

実は、

ベン・ハーの内容

全然知らずに初見でしたが、

 

こういうお話だったんですね。ww

 

 

 

キリストと同時代を生き、

接触場面もあり・・・

 

 

 

そしてベン・ハーの壮絶な半生

 

そりゃこの内容、

 

これだけ丁寧に描けば、

4時間近く掛かりますね。

 

 

 

しかし、

丁寧とは言いつつ、

 

展開自体はスピーディで

次々と進むので

 

飽きることはないかと思います!

 

 

 

あとは、

 

何と言っても

戦車競走の場面は必見です!!

 

 

馬、凄いですね〜!!!

 

 

見事な走りっぷりと、

 

4頭横並びで

一つの人が乗る車?を付けるので

 

それが何台もとなると

圧巻です。

 

 

ベン・ハーが

全く鞭を使わないのも

 

その人柄と高い能力をよく表しており、

グッときますね!ww

 

 

 

衣装、セット、ストーリー

全てにおいて

スケールが大きいです。

 

 

 

とにかく

お金がないと出来ない映画ですね・・・

 

 

 

しかし・・・

 

これだけをまとめ上げる力は

本当に凄いと思います!!

 

 

忍耐と体力、知力等々・・・

 

多大な力を必要とするでしょうね。

 

 

 

とてもじゃないけど

1作品に6年半の製作・・・

 

私なら出来る気がしません・・・ww

 

 

 

しかし、

本作のような超大作は

 

時を超えて

こうして多くの人が楽しめるように

作品は残っていくんですね。

 

 

素晴らしいです。

 

 

 

今月のU-NEXTの視聴期限、

 

超大作の視聴期限が多くて

 

時間の確保が出来るか

ビビってますが

 

なんとか

どうにかして観たい!!

 

 

観たい映画が多過ぎて

 

どれから観るか迷って

 

時間が余計に

無駄に過ぎる私です・・・

 

 

(2022年8月34本目。本年度303本目)

 

 

ネタバレMEMO

帝政ローマの時代に、国を失った民族であるユダヤに生まれた青年:ベン・ハーが苛酷な運命に巻き込まれ、ある時は復讐に燃え、ある時は絶望に陥りながらも、神が為す業により再生される迄の軌跡と、その遍歴において姿を顕して道を照す救世主:イエス・キリストを絡めて描く。原作の副題に「キリストの物語」とあるように、キリストの生誕、受難、復活が「ベン・ハー」の物語の大きな背景となっている。この映画はタイトルが出る前にキリストの生誕で始まり、キリストの処刑とともに復活で「ベン・ハー」の物語が終わり、宗教色が色濃く出ている。(ウィキペディアより)

 

スタッフ

監督:ウィリアム・ワイラー

脚本:カール・タンバーグ

原作:ルー・ウォーレス『ベン・ハー』

撮影:ロバート・L・サーティース

音楽:ミクロス・ローザ

助監督:セルジオ・レオーネ

製作:サム・ジンバリスト

編集:ジョン・D・ダニング、ラルフ・E・ウィンタース

製作会社:メトロ・ゴールドウィン・メイヤー(MGM)

 

キャスト

ジュダ・ベン・ハー:チャールトン・ヘストン

メッサラ(エルサレム駐留ローマ軍司令官。ジュダの幼なじみの親友):スティーヴン・ボイド

エスター(ハー家執事の娘):ハイヤ・ハラリート

サイモニデス(ハー家執事。エスターの父):サム・ジャッフェ

クイントゥス・アリウス(ローマ海軍の総司令官):ジャック・ホーキンス

バルサザール(東方の三博士の1人):フィンレイ・カリー

族長イルデリム(アラブの富豪): ヒュー・グリフィス

ポンテオ・ピラト(グラタス後任。属州ユダヤの総督。ローマ海軍総司令官アリウスの友人):フランク・スリング

ミリアム(ジュダの母):マーサ・スコット

ティルザ(ジュダの妹):キャシー・オドネル

皇帝ティベリウス:ジョージ・レルフ

ドルーサス(メッサラの部下): テレンス・ロングドン

セクスタス(メッサラ前任エルサレム駐留ローマ軍司令官):アンドレ・モレル

フレビア(ローマの女性):マリナ・ベルティ