鑑賞記録(2022.5.3)マイク・ミルズ監督『カモン カモン』2021@シネ・リーブル神戸

鑑賞記録(2022.5.3)

マイク・ミルズ監督

『カモン カモン』2021

シネ・リーブル神戸

『カモン カモン』2021/108分/アメリカ/モノクロ・ビスタ/5.1ch

『人生はビギナーズ』(2010)『20センチュリーウーマン』(2016)のマイク・ミルズ監督と、『ジョーカー』(2019)でアカデミー賞男優賞を受賞したホアキン・フェニックス、『女王陛下のお気に入り』(2018)でアカデミー賞候補となった撮影監督ロビー・ライアン、ロックバンド『ザ・ナショナル』のアーロン・デスナーブライス・デスナーがサウンドトラックを担当。

自身の子供をお風呂に入れている時に着想を得たと語るマイク・ミルズ監督。

(↑本作チラシ参考)

 

原題

C’MON C’MON

 

受賞

ローマ国際映画祭

観客賞受賞

 

一言あらすじ

NYを拠点にアメリカを飛び回るラジオジャーナリストのジョニー(ホアキン・フェニックス)は、LAに住む妹が家を留守にする数日間、9歳の甥・ジェシー(ウディ・ノーマン)の面倒を見ることに。(本作チラシより)

 

感想

好きな映画は

始まった数秒から数分のうちに

大体分かる。

 

 

本作もそのひとつだ。

 

 

美しいモノクロの映像、

 

なんとなくだが既に感じる

主題となるストーリー、

 

心地よい音楽、音声。

 

 

温かい気持ちと微笑ましさで

ほっこりとした108分だった。

 

 

 

数日前、

『パリ13区』(2021)の感想で

 

「現代を舞台にしてモノクロはあまりないかな~」

みたいなことを書いたけど、

 

 

早速、

本作も現代を舞台にしながらの

モノクロ。

 

 

いやぁ、美しいです。

 

 

映像が本当に美しい。

 

 

物語も美しく、愛らしい。

 

 

 

特に大きな事件や

どんでん返し的な

ストーリーの起伏はないけれど、

 

 

インタビューされる子供たちの意見が

とっても素晴らしく、

 

 

本当にこちらが、

 

へ~!!なるほど!!

なんて驚かされる。ww

 

 

そして、

なんと言っても

甥っ子のジェシーの可愛らしさよ。

 

 

でも、

可愛いだけじゃすまないのが

子供。www

 

 

 

本当に可愛いけど、

 

本当に大変。笑

 

 

 

母のヴィヴや

今回世話したジョニー、

 

世の中の親御さんたち。

 

 

本当に頭が下がります。

(エライ!スゴイ!)

 

 

 

私も5歳になる甥っ子がいるから

なんとなくわかりますが。

 

 

 

その小さな体や

頭の中には

 

彼らの宇宙が既に広がっている。

 

 

子供は、それだけで宝。

 

 

 

率直な意見や

素直な思い、

希望や強さ、、、など

 

 

大人がもしかしたら

忘れているかもしれない

大事なものを

 

 

彼らは持っている。

 

 

 

未来は彼らのためにある!

 

 

と、言っても良い。ww

 

 

 

それくらい、

子供の偉大さ、存在の大きさを

心から感じます。

 

 

 

何気ない生活や出来事などを

 

じっくりと味わう様に

人生を生きる。

 

 

そんな風に出来たらいいなと

 

人生の教科書のひとつになるような

 

素晴らしい映画でした。

 

 

(2022年5月2本目。本年度147本目、映画館55本目)

 

 

スタッフ

監督・脚本:マイク・ミルズ

撮影:ロビー・ライアン

音楽:アーロン・デスナー、ブライス・デスナー

美術:ケイティ・バイロン

衣装:カティナ・ダナバシス

編集:ジェニファー・ベッキアレッロ

製作:チェルシー・バーナード、リラ・ヤコブ、アンドレア・ロングエーカー=ホワイト

配給・宣伝:ハピネットファントム・スタジオ

 

キャスト

ジョニー:ホアキン・フェニックス

ジェシー:ウッディ・ノーマン

ヴィヴ:ギャビー・ホフマン

ポール:スクート・マクネイリー

ロクサーヌ:モリー・ウェブスター

ファーン:ジャブーキー・ヤング=ホワイト