鑑賞記録(2022.11.7)
パルシネマ映画祭!
アキ・カウリスマキ監督
『浮き雲』1996
@パルシネマしんこうえん
現在、
パルシネマしんこうえんさんでは
パルシネマ映画祭を開催中!!
【開催期間】
2022年11月3日(木)〜11月16日(水)
スケジュールはこちら
パルシネマ映画祭上映 アキ・カウリスマキ監督3作品
『浮き雲』1996/96分/フィンランド(朝パル/夜パル)2022.11.9まで
『過去のない男』2022/97分/フィンランド(2022.11.10~12〈←夜パル20:10~21:50〉2022. 11.13〜16〈←朝パル10:00~11:40〉まで)
『街のあかり』2006/78分/フィンランド(パーシー・アドロン監督『バグダッド・カフェ〈ニュー・ディレクターズ・カット版〉』と2本立て同時上映)
アキ・カウリスマキ(Aki Kaurismäki、フィンランド語)
1957年4月4日 生まれ
フィンランドの映画監督・脚本家・編集者・プロデューサー
兄のミカ・カウリスマキと共同で映画製作会社を設立しており、ほとんどの作品で脚本や編集も兼ねる作家主義の監督である。
自作品では労働者階級を描くことが多いが、みずからも郵便配達・皿洗い・煉瓦工・タブロイド紙記者などを経験している。
1983年、初の長編劇映画監督作『罪と罰』がフィンランド国内で評価される。1986年の『パラダイスの夕暮れ』が東京国際映画祭やカンヌ国際映画祭に出品され、国際的に注目される。1990年に『レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ』が世界中でヒットし、日本でも名が知られた。
2002年、『過去のない男』で第55回カンヌ国際映画祭グランプリを受賞し、アカデミー外国語映画賞にもフィンランド代表としては史上初のノミネートを受ける。
2017年、『希望のかなた』が第67回ベルリン国際映画祭で上映され、銀熊賞 (監督賞)を受賞。同作を最後に映画監督の引退を宣言した。
(↑ウィキペディアより一部抜粋)
『浮き雲』1996/96分/フィンランド(フィンランド語)/カラー/ビスタサイズ
『過去のない男』『街のあかり』へと続くアキ・カウリスマキ監督の“フィンランド三部作”第一作。
本作は、公開の半年前に急逝したアキ作品常連俳優マッティ・ペロンパーに捧げられている。
原題
フィンランド語:Kauas pilvet karkaavat
(英題:Drifting Clouds)
あらすじ
レストラン“ドゥブロヴニク”で給仕長を勤めるイロナ(カティ・オウティネン)は、市電の運転士である夫ラウリ(カリ・ヴァーナネン)とつましく幸せに暮らしていたが、不況の影響でラウリは整理解雇、“ドゥブロヴニク”も大手チェーンに買収されイロナたち従業員は失職してしまい・・・(ウィキペディアより一部抜粋引用)
感想
久しぶりの朝パル!!
完全に夜型に戻っている
私としては
いつもより早起きしての
映画!!
(9時からの上映)
いいですね〜!
やっぱり朝一、
最高です!w
今後もできる限り
上手く朝の時間を使い
スケジュール調整したい!!w
最近は、
あまり早く起きられないし、で
中々行けてませんでしたが、
頑張って起きて
仕事前に鑑賞!!ww
行けてよかったです!
アキ・カウリスマキ監督作は、
昨年12月に
元町映画館で上映があった
(現代アートハウス入門で)
『マッチ工場の少女』しか
観たことがありませんでしたが、
そちらがとても面白く、
もし映画館で
カウリスマキ監督作品をやるなら、
ぜひ劇場鑑賞したい!!
と、思っていたので
今回は
あと2作品もあるということで
とても楽しみです!
本作は
何気にU-NEXTでも観られますが、
気になる作品かつ、
古い作品ほど
劇場上映する確率が少ないし、
次がまたあるかもわからないので
行ける時は
なるべく映画館に行って
鑑賞するようにしたい
と、思っている私です。
さて、本作。
不況の煽りをモロに受ける、
中年夫婦のお話。
1996年公開の
フィンランドの映画で
26年前の作品になりますが、
正直、
今でもこういう状況って
世界中
どこでもあり得るんだろうな・・・
と、思いますね・・・
全然、他人事とは思えない。。
ただでさえ
慎ましやかに暮らしていたのに、
仕事が無くなり、
貯蓄が無くなれば、
どうやって
明日を迎えればいいのか・・・
と、途方に暮れる。
しかも
キャリアやスキルが少々あっても
どこも厳しい状況で
失業者で溢れているから、
中年だと
さらに雇ってもらえない・・・
次々と降りかかってくる
容赦ない状況・・・
しかし、
偶然の出会いから、
ほんの少し変化の兆しが・・・!?
ほとほと嫌になるような
様々な苦労の中、
それでもなんとか必死に頑張る
カティ・オウティネン演じる
イロナ!!
愚痴も言わず、投げ出さず・・・
淡々と
行動あるのみ!!
と言わんばかり!
凄いです!!
素晴らしいですね。
一瞬、
荻上直子監督の
『かもめ食堂』(2005)を
思わせる雰囲気が!!w
(↑こっちが後だけど)
中年夫婦の
運命やいかに・・・!?
ぜひ、ご覧下さい!
パルシネマ映画祭、
後半戦も
楽しみです!!
(前半戦は、明日9日まで)
(2022年11月8本目。本年度403本目、映画館223本目)
スタッフ
監督・脚本・製作・編集:アキ・カウリスマキ
撮影:ティモ・サルミネン
美術:マルック・ペティレ、ユッカ・サルミ
音楽:ティモ・サルミネン
他
キャスト
イロナ:カティ・オウティネン
ラウリ(イロナの夫):カリ・ヴァーナネン
スヨホルム夫人:エリナ・サロ
メラルティン(イロナの同僚):サカリ・クオスマネン
ラユネン(イロナの同僚、コック):マルク・ペルトラ
フォルストロム:マッティ・オンニスマー