鑑賞記録(2022.7.28)マルセル・カルネ監督『陽は昇る』1939 U-NEXT

鑑賞記録(2022.7.28)

マルセル・カルネ監督

陽は昇る』1939

U-NEXT

 

『陽は昇る』1939/91分/フランス/モノクロ

監督は『天井桟敷の人々』(1945)のマルセル・カルネ。

脚本はジャック・プレヴェールでジャック・ヴィオの小説に基づいている。この映画は、詩的リアリズムとして知られるフランスの映画運動の1つと見なされている。

(↑ウィキペディアより)

 

詩的リアリズム

1930年代の一連のフランス映画に適用される語であり、映画運動である。

映画批評家のジョルジュ・サドゥール(Georges Sadoul)によって提唱された一部のフランス映画の定義。表現手法としては、大型セットにおけるスタジオ撮影を基本とし、遠近などに関して誇張を行なう場合が多く、そのため画面上におけるパースペクティブ(ものの見え方、遠近法)に歪みを生じさせることが多い。主にジャック・プレヴェールによって書かれた作品に多いのも特徴的であると言える。表現技法の特徴から、1950年代における、リュック・ベッソン、レオス・カラックスなど、ヌーヴェルヴァーグを支持するカイエ派を断絶した、旧来の「良質フランス映画」への回帰という点から、「新詩的レアリスム」と呼ぶ傾向もあり、今後の研究が待たれる。なお、特定のジャンルといえるほど明確ではないが、「たいていはパリを舞台にし、厭世的な都市のドラマを描く。設定は労働者階級であり、しばしば犯罪性に伴われた不幸に終わるロマンティックな物語が伴う」という見解もある。(ウィキペディアより一部抜粋引用)

 

原題

Le jour se lève

 

一言あらすじ

ある男がアパートで撃たれた。その男を撃ったのは、フランソワ(ジャン・ギャバン)。フランソワは、アパートの自室に籠り、事件までを回想していく・・・

 

感想

冒頭、事件が起こり

 

そこに行き着くまでを

 

事件を起こした当人の

回想形式で

 

振り返っていく。

 

 

入り組んだ事件性は

特になく、

 

 

ことの発端は

男女関係の絡れから・・・

 

 

 

裕福ではないが、

ごく普通に暮らしていた男が

 

 

普通に起こる男女関係から

 

 

思いもよらない

結末へと向かっていく・・・

 

 

 

ジュールズ・ベリー演じる

ヴァランタンが

 

まぁお話上手で

 

難なく人を丸め込みます。ww

 

 

私もコロッと騙されました。ww

 

 

 

口が上手く

そこそこシュッとした男なら

 

女にモテちゃうのが常。ww

 

 

 

痛い目に遭うまで

わからないんですよね〜、、

 

 

 

これは

性別関係ないことだと思いますが。w

 

 

 

本作のような

劇的な展開には

 

普通ならなりにくいかもしれませんが、

 

 

世の中には

 

男女のいざこざで

事件に発展することは

 

実際ありますもんね。

 

 

 

演出としては、

 

螺旋階段のシーンや

回想へ繋ぐシーンなどが

 

印象的でした。

 

 

 

本作の前年に作られた

『霧の波止場』(1938)や

 

『天井桟敷の人々』(1945)なども

 

ヴェネチア国際映画祭受賞作で

 

マルセル・カルネ監督の

有名作品なので

 

追って観てみたいと思っています。

 

 

(2022年7月39本目。本年度265本目)

 

 

スタッフ

監督:マルセル・カルネ

脚本:ジャック・プレヴェール、ジャック・ヴィオ

音楽:モーリス・ジョベール

撮影:フィリップ・アゴスティニ、アンドレ・バック、アルバート・ヴィギエール、クルト・クーラント

編集:ルネ・ルエナフ

製作:ロベール&レイモンドハキム

 

キャスト

フランソワ:ジャン・ギャバン

フランソワーズ:ジャクリーヌ・ローラン

クララ:アルレッティ

ヴァランタン:ジュールズ・ベリー