鑑賞記録(2022.7.31)3部作イッキ観!!フランシス・フォード・コッポラ監督『ゴッドファーザー〈最終章〉マイケル・コルレオーネの最期』2020@パルシネマしんこうえん

鑑賞記録(2022.7.31

3部作イッキ観!!

フランシス・フォード・コッポラ監督

ゴッドファーザー〈最終章〉

マイケル・コルレオーネの最期

2020パルシネマしんこうえん

 

ゴッドファーザーシリーズ 今回上映3作品

ゴッドファーザー』      1972/175分

ゴッドファーザー PARTⅡ』  1974/200分

『ゴッドファーザー(最終章)マイケル・コルレオーネの最期』2020/158分

 

 

『ゴッドファーザー〈最終章〉マイケル・コルレオーネの最期』2020/158/アメリカ/カラー/ビスタ

『ゴッドファーザーPART III』(1990)は、初公開時、批評、興行ともに前2作ほどの高い評価は得られなかった。自身も仕上がりに納得していなかったコッポラ監督は、全米公開から30周年となった2020年、オリジナルネガからの4Kスキャンとデジタルリストア、再編集による復元作業を行い、当初の構想に基づくニュー・ヴァージョンを完成させた

この版は冒頭とエンディングが変更され、いくつかの場面や音楽の入れ方も改変されている。上映時間は2時間38分で、オリジナル版から4分短くなった。コッポラは、この版こそ彼と原作者マリオ・プーゾが思い描いていたバージョンだと語り、アル・パチーノとダイアン・キートンもオリジナル版より良くなったと認めている。

映画.comより)

作品名も監督とマリオ・プーゾがオリジナル制作時から希望していた『ゴッドファーザー<最終章>:マイケル・コルレオーネの最期』に変更する。

コッポラと彼の製作会社であるアメリカン・ゾエトロープは、オリジナルネガを4Kスキャンし、フレームごとに復元作業を実施。半年以上を費やし300カートンのネガをふるいにかけてから、以前は技術的な制約でできなかった傷、汚れなどの修復を施しました。また、音楽を流すタイミングを変え5.1チャンネルのオーディオに変更するなど、ストーリーのみならず映像や音楽にもこだわり抜いています。

映画専門チャンネル ムービープラス2022.2.1ニュースより)

ゴッドファーザー Part IIIには、マイケルの長女メアリーとして、コッポラ監督の娘ソフィア・コッポラが出演している。現在は映画監督として活躍している彼女は、女優としてのキャリアがないまま同作に助演女優として出演したことで、辛辣な批判にあってしまう。最終的に、ゴールデンラズベリー最低助演女優賞、最低新人賞をダブル受賞してしまう結果となった。(映画評論・情報サイト BANGER!!!より)

1970年代後半から1980年代に明らかになったバチカンにおける金融スキャンダルと、それに関連して起きたと噂されている1978年のヨハネ・パウロ1世の「急死」や、1982年に発生し世界を揺るがす大スキャンダルとなったロベルト・カルヴィ暗殺事件といった実在の事件がほぼそのままに近い形で作品に織り込まれている。(ウィキペディア『ゴッドファーザーPART』より)

フランシス・フォード・コッポラとプーヅォの間には、「どちらか一方が死んだら続編の製作はなし」との約束が交わされていたとのことで、19997月にマリオ・プーゾォが心臓病でこの世を去っているから、どうやらコッポラの手になるPARTは考えにくいようだ。その代わりというわけでもないだろうが、ワインガードナーの公式続編の出版ということになった。(早川書房『ゴッドファーザー』下巻 プーヅォが作ったモダンアメリカ二十一世紀の神話ー『ゴッドファーザー』はアメリカの忠臣蔵? 松坂健P.421P.422より抜粋 ※マリオ・プーゾは、本書でプーヅォと表記されているため、そのままにした)

 

原題

Mario Puzo’s The Godfather Coda: The Death of Michael Corleone

 

あらすじ

1979年、ニューヨーク。老境にさしかかったマイケル(アル・パチーノ)は、自ら犯してきた罪に苦悩していた。父の名を冠した「ヴィトー・コルレオーネ財団」の名の下、バチカンに莫大な寄付を行い、その見返りに叙勲され、資金運営担当の大司教とのコネクションを得たマイケルは、長年にわたる非合法ビジネスから退き、バチカンとの関係深いヨーロッパの巨大投資会社の経営権を握るという、合法ビジネスへの路線変更を画策していたがー。(映画.comより)

 

感想

いよいよ最後の本作。

 

PARTから名前も

〈最終章〉マイケル・コルレオーネの最期

に変えて、

 

 

本編も冒頭とラストを再編集した

という本作。

 

 

 

2020年に再編集ということなので

 

私が以前に観たのは

PARTだと思うが

 

全然覚えてない・・・ww

 

 

何とな〜く記憶にはあるが、

こんなお話だったかな・・・

となった。ww

 

 

 

マイケルの長女メアリー役を演じた

監督の娘、

ソフィア・コッポラ。

 

 

今では彼女も監督として有名ですが

 

PARTでだいぶ叩かれたらしいと

初めて知った・・・

 

 

(確かに役の従兄云々は

微妙かもだけど、、、)

 

 

 

とても可愛く美しくて

 

素敵でしたけどね〜!!

 

 

 

PARTの評判がよろしくなく、

 

しかも監督の娘ということで

さらに美人だし!

 

矛先が彼女に向いてしまったのでしょうか・・・

 

 

 

今は、成功されてるから

良いようなものの、、

 

 

可哀想に・・・

 

 

若い才能にバッシングとか

恐ろしいですね・・・

 

 

 

お話は、

 

マイケルが

ずっと隠しながら背負っている罪に

苦しめられ続けている姿

 

 

そして

大切にしている家族の最大の悲劇。

 

 

まさに

マイケル・コルレオーネの

人生の最期です。

 

 

 

 

以下、ネタバレですが・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイケルの最期だし、

 

私の記憶だと、

 

ラストで確か

マイケルは死んだように思っていたけど、

 

 

本作では

生物学状!?は、死にませんでした。

 

 

 

あれ!?そうだっけ?

と思いましたが、

 

ここが再編集点だったようです。

 

 

 

調べたところ、

PARTでは、やはり死んじゃいますが

 

 

本作では、

年老いたマイケルが

庭の椅子に腰掛けている様子で終わります。

 

 

 

確かにこのラストの方がいいですね!!

 

 

 

そういえば、

初めてPARTを観終わった時、

 

 

「えぇぇぇーー!!マジか〜〜〜!!!」

 

 

ってなったのは

なんとなく覚えている気がする・・・www

 

 

 

 

しかし、

マイケルの最期としたのは、

 

まさにその通りで、

 

 

最愛の娘の死は、

 

自分が死ぬより

よっぽど苦しい現実でしょう。

 

 

 

もはやマイケルには

生きていく力など

 

残されてはいない・・・

 

 

 

彼の死は、

娘の死とともに訪れた・・・

 

 

 

そして

生ける屍の如く、

 

自分が死ぬよりよほど苦しい

 

生き地獄の余生を

生きることになる・・・

 

 

 

罪を犯してきたマイケルに

 

最大の罰として

降りかかるかのように・・・

 

 

 

このラストの方が

 

リアルで、

 

しかも

 

死んでしまうより苦しみが深い・・・

 

ように思う。

 

 

 

いや〜、ラストの編集ひとつで

PARTの冒頭はどんなだったか忘れました・・・)

 

 

全く違うことになりますね!!!

 

 

編集、すごい・・・

 

 

お話がひっくり返る・・・

 

 

 

この再編集版で

 

映画館で観れて

楽しく思い出に残る

1日を過ごせました!!!

 

 

 

お客さんも結構沢山いらしていて

ちょっとしたお祭り感もあって

とてもよかったです!ww

 

 

 

長時間、

皆々様、お疲れ様でした!

 

 

素敵な映画時間を

ありがとうございました。

 

 

2022743本目。本年度269本目、映画館132本目)

 

 

 

スタッフ

監督:フランシス・フォード・コッポラ

脚本:マリオ・プーゾ、フランシス・フォード・コッポラ

撮影:ゴードン・ウィリス

音楽:カーマイン・コッポラ

編集:バリー・マルキン、リサ・フラックマン、ウォルター・マーチ

製作:フランシス・フォード・コッポラ

製作総指揮:フレッド・フックス、ニコラス・ゲイジ

配給:パラマウント・ピクチャーズ

 

キャスト

マイケル・コルレオーネ:アル・パチーノ

ケイ・アダムス:ダイアン・キートン

コニー・コルレオーネ:タリア・シャイア

ビンセント・マンチーニ:アンディ・ガルシア

メアリー・コルレオーネ:ソフィア・コッポラ

アンソニー・コルレオーネ:フランク・ダンブロシオ

ジョーイ・ザザ:ジョー・マンテーニャ

アル・ネリ:リチャード・ブライト

ランバルト枢機卿:ラフ・ヴァローネ

ギルディ大司教:ドナル・ドネリー

ハリソン弁護士:ジョージ・ハミルトン

グレース・ハミルトン:ブリジット・フォンダ