鑑賞記録(2022.7.31)3部作イッキ観!!フランシス・フォード・コッポラ監督『ゴッドファーザー』1972@パルシネマしんこうえん

鑑賞記録(2022.7.31)

3部作イッキ観!!

フランシス・フォード・コッポラ監督

ゴッドファーザー』1972

パルシネマしんこうえん

 

 

ゴッドファーザーシリーズ 今回上映3作品

『ゴッドファーザー』      1972/175分

ゴッドファーザー PARTⅡ』  1974/200分

ゴッドファーザー(最終章)マイケル・コルレオーネの最期』2020/158分

 

 

『ゴッドファーザー』1972/175分/アメリカ/テクニカラー

マリオ・プーゾの小説『ゴッドファーザー』の映画化作品で映画ゴットファーザーシリーズの第一弾

「ゴッドファーザー(ゴッドマザー、ゴッドペアレンツ)」とは、日本語版では原作、映画共に「名付け親」と訳されているが、正式にはキリスト教(特にカトリック)文化において洗礼式に選定される代父母のことであり、その後の生涯にわたって第二の父母として人生の後見を担う立場である。

(既に大物だったマーロン・ブランドは)原作のヴィトーのブルドッグのような人相に見せるため口に綿を含んで顔を変え、渋みの演技が行えることを強調した。この努力が功を奏し、彼は見事ヴィトー役を獲得することが出来た。この時ブランドが結んだ契約条件は、出演料ゼロ、ロイヤリティーとして興行収入の数%を上限150万ドル付で支払う、ブランドの撮影中に起きた損害は全て自腹で負担させる、というものであった。

主要人物の中で最後まで決まらなかったのがマイケル役であった。製作者側はマイケル役にロバート・レッドフォードを起用しようとしたが、コッポラとアルバート・S・ラディは、1969年上演の『Does a Tiger Wear a Necktie?』でトニー賞を受賞したアル・パチーノこそが適役と言って譲らず、粘り強い交渉の末イタリア系(母方の先祖はシチリア島出身)のパチーノの起用にこぎつけた。

コッポラは黒澤明監督作品である『悪い奴ほどよく眠る』(1960年9月15日公開)の、結婚披露宴から始まるという展開に感心して、本作でも採用した。

批評家たちからも映画の内容を絶賛され、同年度の第45回アカデミー賞で作品賞を獲得した。続編の『ゴッドファーザー PART II』もアカデミー作品賞を受賞したため、今日に至るまで正編と続編でアカデミー作品賞を獲得した唯一の例としても有名

第45回目を迎えたアカデミー賞授賞式では、フランシス・フォード・コッポラの『ゴッドファーザー』とボブ・フォッシーの『キャバレー』が人気を二分する結果となった。しかし、主演男優賞を受賞したマーロン・ブランドは、 ハリウッドのネイティヴ・アメリカンに対する扱いが不当であるという理由で、受賞を拒否。授賞式にも出席せず、代わりに自分の書いたスピーチをネイティヴ・アメリカンの衣装を着た女性に読ませようとした。

劇中に出てくる「馬の生首(血も含む)」は本物である。ただし、劇中の馬を殺したわけではなく撮影現場の近くにあった、馬肉で製造されるドッグフードの製造工場から、死骸を拝借したものである。(※ドラマ『ジ・オファー/ゴッドファーザーに賭けた男』にも、このエピソードが出てきます)

ストの洗礼式で洗礼を受けているコニーとカルロの子役はコッポラの娘であるソフィア・コッポラであり、彼女は男子として洗礼を受けることになった。劇中ではマイケルが代父であり、マイケル・フランシス・リッチと名付けられている。

ロバート・デ・ニーロがソニーの役のオーディションを受けているが、役のイメージには合わず、落選している。しかし、演技を気に入ったコッポラは続編で若きヴィトー役に彼を抜擢した。

当初、パラマウントからコッポラは監督としての力量が疑問視されていたため、降板する可能性が常に付きまとっていた。しかし、マイケルがトイレで銃を探す場面を撮った時から、製作側はコッポラに何も言わなくなったという。コッポラは後に音声解説で「この場面のおかげで私は解雇されずにすんだ」と語っている。(※ドラマ『ジ・オファー/ゴッドファーザーに賭けた男』によると、アル・パチーノに内緒で隠し場所を少しずらしてセットしたため、リアルに探すことになったようだ)

(↑ウィキペディアより)

ドラマ『ジ・オファー/ゴッドファーザーに賭けた男』によると、ルカ・ブラージ演じるレニー・モンタナは、リアルマフィアの人物らしいですが・・・ww。セリフが覚えられないから、ドンへの言葉を紙に書いたものを読み上げるという芝居になったそうな!?

U-NEXTでも鑑賞できますが、映画館の大スクリーンで観たいということで、映画館での鑑賞です!!

受賞

アカデミー賞(第45回、1973年開催)

作品賞:アルバート・S・ラディ

主演男優賞:マーロン・ブランド

脚色賞:フランシス・フォード・コッポラ、マリオ・プーゾ

 

他、多数

 

原題

The Godfather

 

一言あらすじ

第二次世界大戦終戦直後の1945年。ニューヨーク五大ファミリーの一角で、最大の勢力を誇るイタリア系マフィア「コルレオーネ・ファミリー」の父から息子への世代交代と、その家族の話。

 

感想

パルシネマしんこうえんさんの企画で

3部作一挙上映!!

 

7月29日〜8月1日の4日間の開催で、

複数日に渡り

鑑賞することもできましたが、

 

 

私は1日で全部鑑賞することに

決めていたので

 

気合を入れて、挑みました!ww

 

 

朝10時半から始まり、

途中休憩を挟みながら

21時近くまで!!

 

 

長時間でしたが、

結構あっという間に終わりました!!

 

 

思い出に残る

映画館鑑賞となりましたね。

 

 

 

原作は、

パルシネマさんに向かう電車の中で、

奇跡的にギリギリ読み終えて、

 

(絶対読みきれないと思ったけど、

面白かったから、約1日で下巻読みきれた!)

 

いざ鑑賞!!

 

 

 

原作は読んだばかりだけど、

 

映画は何年も前に鑑賞して以来だし、

結構忘れていたなぁ。

 

 

 

本作PART1で、

原作をほぼ網羅しており、

 

原作の冒頭からラストまでを

3時間に納めています。

 

 

 

ただし、

映画独自の展開に

脚色してある部分もあり、

 

多少原作と異なる点はあります。

(原作の端折った部分がPART2にあり)

 

 

 

スピーディな展開で

バンバン進む!!

 

 

よくこの本を

3時間にまとめたなといった感じ。

 

 

原作を読んだことで

 

初鑑賞の時にわからなかった

キャラクターや心情が

 

ある程度先に理解できていたため、

 

 より状況把握がしやすかった

と思います。

 

 

結構細かい部分を

描写(行動)だけで表現しており

 

説明台詞は基本的にないので、

 

普通に見過ごすだろうなと言う点は

所々ありますね。

 

 

(説明台詞ないの、好きです!笑)

 

 

あったらあったで

より分かりやすくなりますが、

 

いかに言わないで観せるか!

 

っていうのが

個人的にも好きな演出。笑

 

 

 

以下、

ネタバレではありますが、、、

 

 

 

 

 

 

 

個人的にちょっと気になったのは、

 

 

 

マイケルがシシリーから戻ってきて

1年後に

ケイに会いに来るというところ。

 

 

そこは原作と違っている点。

 

 

 

原作では、

マイケルが居なくなった後、

 

たまにケイは電話で

マイケルママと話しており、

 

マイケルが戻って半年後に、

 

またケイから電話すると

ママからマイケルが帰っている事を聞き、

 

 

ママに会いに来るという口実で

家に訪れ、再会します。

 

 

 

原作では、

マイケルからは

ケイに会いに行っていないんですね。

 

 

 

映画では、

マイケルからケイの前に

突如現れます。

 

(ケイが以前に、一度家を訪ねていた

というのもあるのかもしれませんが)

 

 

確か初鑑賞した時、

 

 

イタリアで速攻結婚して、

すぐ嫁を亡くし、

またすぐケイに戻ったーー!!

 

って突っ込んだ記憶が、、、汗

 

 

 

マイケルの男女関係に対し、

 

あまり良い印象を持たなかったのを

記憶しています。。

 

 

 

そんなに結婚したいのかね、、、

嫁や子供がそんなに欲しいのかね、、、

と、、笑

 

 

 

確かにマイケルは家庭を持ちたいと

思っていたとは思いますが、

 

 

マイケルから訪ねるのと、

ケイから訪ねるのとでは

 

全然印象違う!!

 

と思うのは、

私だけでしょうか?笑

 

 

 

脚本を書いた

コッポラ監督とプーゾ氏(原作者)は

 

もちろん何らかの意図があって

こうしているとは思いますが、、

 

 

 

原作読んでたから、

やっぱりマイケルカッコいい!

 

と思えますが、

 

映画の初鑑賞時では

私がまだ若かったこともあってか、

 

なんて男だ!と思った部分あり。笑

 

 

 

あと、

好評を得ている!?

マーロン・ブランドの頬っぺたが、

 

 

やっぱり私にはどうしても

詰め物してる違和感を感じて!!笑

 

 

これはいつ見ても思っちゃう。

 

 

 

役者として素晴らしいと思いますが、

口元が気になって仕方ない。笑

 

 

これも少数派の意見でしょうかねww

 

 

 

 そうは言いつつ、

 

大画面で見る

役者の皆さんの素晴らしい表情。

 

 

そこから多くのものが

読み取れます。

 

 

 無言のアップで映る

役者の皆さんの表情から

 

見え隠れする

内面の心情。

 

 

最高の瞬間ですね。

 

 

 

スピーディーかつ

スリリングな展開で

 

あっという間の3時間でした。

 

 

原作通りの

超かっこいいラストに

痺れました!!

 

 

(2022.7月41本目。本年度267本目、映画館130本目)

 

 

スタッフ

監督:フランシス・フォード・コッポラ

脚本:マリオ・プーゾ、フランシス・フォード・コッポラ

原作:マリオ・プーゾ

撮影:ゴードン・ウィリス

音楽:ニーノ・ロータ

編集:ウィリアム・レイノルズ、ピーター・ジンナー

製作:アルバート・S・ラディ

配給:パラマウント映画

 

 

キャスト

ドン・ヴィトー・コルレオーネ :マーロン・ブランド

マイケル・コルレオーネ:アル・パチーノ

サンティノ・”ソニー”・コルレオーネ:ジェームズ・カーン

フレデリコ・”フレド”・コルレオーネ:ジョン・カザール

ケイ・アダムス・コルレオーネ:ダイアン・キートン

トム・ヘイゲン:ロバート・デュバル

ピーター・クレメンザ:リチャード・カステラーノ

コニー・コルレオーネ・リッジ:タリア・シャイア

マクラスキー警部:スターリング・ヘイドン

ジャック・ウォルツ:ジョン・マーリー

ドン・エミリオ・バルジーニ:リチャード・コンテ

バージル・ソロッツォ:アル・レッティエリ

カルロ・リッジ:ジャンニ・ルッソ

モー・グリーン:アレックス・ロッコ

ジョニー・フォンテーン:アル・マルティーノ

ルカ・ブラージ:レニー・モンタナ