鑑賞記録(2022.2.13)濱口竜介監督 特集上映『何食わぬ顔(long version)』2002@元町映画館

鑑賞記録(2022.2.13)

濱口竜介監督

特集上映〜言葉と乗り物〜

『何食わぬ顔(long version)』

2002 @元町映画館

 

『何食わぬ顔(long version)』2002/98分/日本/カラー・8ミリフィルム

濱口竜介監督特集上映 ”言葉と乗り物” 上映作品

東京大学映画研究会にて全編8ミリフィルムで撮影された本作は、濱口が敬愛するジョン・カサヴェテス『ハズバンズ』(70)の影響が色濃い。映画内映画の緻密な構成など、濱口映画のエッセンスがすでに本作には詰まっている。(”言葉と乗り物”チラシより)

 

一言あらすじ

友人に言われるままに亡兄の遺作となる8ミリ映画を撮影する野村。彼の煮え切らない態度が周囲を戸惑わせる。(”言葉と乗り物”チラシより)

 

感想

監督・脚本・編集・製作

すべて濱口竜介監督。

 

しかもガッツリ出演。

 

すごい!!

そんなこと、

やれるもんならやってみたい!ww

 

 

8ミリフィルムでの撮影との事で

かなり味のある画になっています。

 

 

2000年代に撮ったとは思えない位。

 

 

まるで1970年代位?のような印象。

 

 

8ミリだからか結構荒いけど

それでもスクリーンで観ると

しっかり映るところは映ってます。

 

 

 

お話も

映画内で映画を撮るという流れなので

 

一瞬、

映画本編の役なのか、

映画内映画の役なのか

混乱する時ありました。ww

 

 

確かにチラシに書かれているように、

ジョン・カサヴェテス監督の

『ハズバンズ』の影響は

大いに見てとれます。

 

 

でも、すでに

濱口監督のオリジナリティがあって

影響は受けながらも、

また全く違うものを感じます。

 

 

 

20代前半から

こうして作品を作っていたんだなぁと

感心するばかりです。

 

 

 

このころから既に

本質的な

映画的面白さみたいなものを

理解されていたのかもしれませんね。

 

 

監督ご本人は

否定なさるかもしれませんがww

 

 

 

他の作品も

既に観たものもありますが、

これから観ていないものを優先に

観ていきたいと思います。

 

(2022年2月14本目。本年度51本目、劇場11本目)

 

スタッフ

監督・脚本・編集・製作:濱口竜介

撮影:渡辺淳、濱口竜介、東辻賢治郎 録音:井上和士 音楽:David Nude’ ROMAN

 

キャスト

松井智、濱口竜介、岡本英之、遠藤郁子、石井理絵