鑑賞記録(2022.8.12)アルフレッド・ヒッチコック監督『北北西に進路を取れ』1959 U-NEXT

鑑賞記録(2022.8.12)

アルフレッド・ヒッチコック監督

北北西に進路を取れ』1959

U-NEXT

 

『北北西に進路を取れ』1959/136分/アメリカ/テクニカラー/ビスタビジョン

タイトル・シーケンスはソール・バス(アメリカのグラフィックデザイナー)によるもので、キネティック・タイポグラフィ(文字を動かしてアニメーションにすることを意味する専門用語。文字を動かすことにより、特定のアイデアや感情を伝える、または呼び起こすことを目的として、使用される)を本格的に使用した最初の作品であるとみなされている

North by NorthWest という方位は現実には存在しない。全周を32方位に分割した時の方位の呼び方では、北北西(北からの角度・中間値337.5°)は、North-NorthWest(NNW) である。(中略)

ヒッチコック自身もピーター・ボグダノヴィッチによるインタビューの中で「『三十九夜』のアメリカ版を撮ろうとずっと考えていた。一種のファンタジーだ。タイトルがこの映画の全体を象徴している …コンパスには“north by northwest”などというものは存在しない。自由な抽象芸術に近いことを映画製作でやろうとすると、思うままにファンタジーを用いることになる。それこそ私が扱っている分野だ。私は現実の一面を扱うようなことはしない。」と語っている。

(↑ウィキペディアより)

U-NEXT視聴期限間近の為、鑑賞。(また復活する場合あり)

原題

North by Northwest

一言あらすじ

広告会社を経営するロジャー(ケイリー・グラント)は、ニューヨークのホテルから2人の男に連れ出される。ある人物と勘違いされ、無関係な仕事への協力を強いられた。断った途端、ロジャーは事故に見せかけられて殺されそうになる。そして行く先々で次々と事件に巻き込まれていき・・・U-NEXT本作ストーリーより)

 

感想

イケメンモテ男ww

 

ケイリー・グラント演じる

主人公ロジャーが

(役は離婚歴2度の設定だが、

本人は実際に5度の結婚をすることになる。)

 

 

間違われて命を狙われるが、

 

前半の彼の行動が

あまりにお粗末で、、ww

 

 

いくらド素人だとしても

そりゃないだろ〜!!と

 

ツッコんでしまう所があるが、

 

 

まぁ突然窮地に立たされたら、

思いがけず下手な行動を

とってしまうのかもしれません・・・

 

 

 

しかし、

後半はロジャーも機転が効いてきて、

 

大奮闘します!!

 

 

 

そして、

 

美しい金髪美女

エヴァ・マリー・セイント演じる

ケンドールと出会いますが、

 

彼女の正体も・・・!!

 

 

 

前半、

ややツッコみながら観ていましたが、

 

お話も面白くなり、

 

 

そして

ヒッチコック監督が言うように、

 

 

ある種のファンタジーとも言える

アクションやその他諸々

 

も、組み込まれ、

 

 

 

サスペンス、アクション、ロマンスと

盛り沢山な内容となっています。

 

 

 

ここ最近、

密室やそれに近い状態の

ヒッチコック監督作を観ていたので

 

 

本作はいろんな場所で

冒険とも言える

サスペンスアクション作でした。

 

 

 

まだまだヒッチコック監督作、

 

観ていないものも多いので、

今後も観ていきたいと思います。

 

(2022年8月19本目。本年度288本目)

 

 

 

ネタバレMEMO

恒例のヒッチコック監督のカメオ出演、本作では冒頭のクレジットタイトルの最後、発車直前のバスに乗ろうとした男性がドアを閉められてしまうシーンに登場。

食堂車のシーンで、ケンドールが “I never discuss love on an empty stomach”(私は空腹で愛を論じたことがない)と言っているが、もともとの台詞は “I never make love on an empty stomach”(私は空腹でセックスしたことがない)であり、彼女の唇の動きもそうなっている。過激すぎる台詞として声だけ差し替えられた。

この映画の中のミスの一つがメイキングで明らかにされている。ラシュモア山のカフェテリアでケンドールがソーンヒルを拳銃で撃つ場面、ケンドールが発砲する「前」に、画面右手の奥にいる少年が両手で耳をふさいでしまっている。(1°45’30″)何度もリハーサルを繰り返したのが原因のようで、進行役のエヴァ・マリー・セイントは「なぜこのテイクが残されたのかは謎です」と語っている。

ラストシーンで、ソーンヒルとケンドールが寝台車の中で抱き合った後、列車がトンネルの中に入っていく。ヒッチコックは「あれはこれまでわたしが撮った映画のなかでもいちばんわいせつなショットだ…列車は男根のシンボルだ」と語っている。

(↑ウィキペディアより)

 

スタッフ

監督:アルフレッド・ヒッチコック

脚本:アーネスト・レーマン

撮影:ロバート・バークス

美術:ロバート・ボイル

編集:ジョージ・トマシーニ

音楽:バーナード・ハーマン

タイトルデザイン:ソウル・バス

製作:アルフレッド・ヒッチコック

製作会社・配給:メトロ・ゴールドウィン・メイヤー(MGM)

 

キャスト

ロジャー・ソーンヒル:ケイリー・グラント

イヴ・ケンドール:エヴァ・マリー・セイント

フィリップ・バンダム:ジェームズ・メイソン

クララ・ソーンヒル(ロジャーの母):ジェシー・ロイス・ランディス

教授:レオ・G・キャロル

ジャンケット警部:エドワード・ビンズ

(偽の)タウンゼント夫人:ジョセフィン・ハッチンソン

レスター・タウンゼント:フィリップ・オバー

レナード(バンダムの手下):マーティン・ランドー

ヴァレリアン(バンダムの手下):アダム・ウィリアムズ

リクト(バンダムの手下):ロバート・エレンシュタイン