鑑賞記録(2022.10.14)パブロ・ラライン監督『スペンサー ダイアナの決意』2021@シネ・リーブル神戸

鑑賞記録(2022.10.14)

パブロ・ラライン監督

スペンサー ダイアナの決意

2021

@シネ・リーブル神戸

 

『スペンサー ダイアナの決意』2021/117分/イギリス・アメリカ・ドイツ・チリ/4Kヨーロピアン・ビスタ/5.1ch・7.1ch

本作は、実話を基にした、寓話である。

この映画は、1991 年のクリスマスに、チャールズ皇太子との離婚と英国王室の離脱を検討しているダイアナ妃の実存的危機を描いたものです。(英語版ウィキペディアよりAI翻訳)

史上最も愛されたプリンセス、ダイアナ元皇太子妃とは?

ダイアナ元妃は、英国名門貴族スペンサー(本作のタイトル)家の令嬢として、1961年に誕生した。20歳の時にチャールズ皇太子と結婚式を挙げ、17億人がTVに釘付けになったといわれるバルコニーでのロイヤルキスで、たちまち世界中に〈ダイアナ・フィーバー〉を巻き起こし、二人の王子にも恵まれる。だが、やがてチャールズが結婚前から恋愛関係にあったカミラとの仲を復活。夫の裏切りに傷ついたダイアナは、執拗なパパラッチや慣れない王室の作法から来るストレスにも苦しめられ、摂食障害を患ってしまう。本作は、この最も悩んでいた頃の彼女を描いている。チャールズと離婚後は再び輝きを取り戻し、慈善活動に身を捧げ、〈人々の心のプリンセス〉と讃えられる。恋多き女性としても知られていたが、当時の恋人と共に1997年に突然の交通事故で亡くなり世界を悲しみに包む。享年36歳。ファッションアイコンとして今なおリスペクトされているダイアナのセンスを華麗に表現するために、本作ではCHANELが衣装を制作している。(公式サイトより)

原題

Spencer

一言あらすじ

ダイアナ皇太子妃がチャールズ皇太子(のちのチャールズ3世)との離婚を決意した1991年のサンドリンガム・ハウスでのクリスマス休暇の3日間を描く。(ウィキペディアより)

感想

全然ダイアナ元妃の事を

知らないくせに

予備知識もなく鑑賞。

 

 

自動車事故で

亡くなった当時は、

 

ニュースで騒がれていたので

知っている。

 

 

離婚騒動、慈善活動、事故死・・・

 

 

これくらいしか知らないが

 

 

彼女にとって転機となったであろう

3日間にフォーカスし

 

彼女の苦悩が

フィクションとして描かれる。

 

 

 

王室の伝統や

夫チャールズの不倫・・・

 

 

全ての物事は

始めから決められて、

 

選択の自由はない。

 

行動の自由もない。

 

 

着るものから食べるもの

次の予定まで

 

すべて決められている。

 

 

 

窒息しそうなほど

息が詰まり、

 

 

味方は近くに居ないように感じる。

 

 

唯一、

衣装係のマギーが

話せる相手だ。

 

 

しかしその彼女も

 

 

ダイアナから離されたり

また戻されたりと

 

ずっと側にいるわけでもない。

 

 

 

1991年のクリスマス前後の3日間

 

 

生家近くの

サンドリンガム・ハウスで

 

 

彼女は小さかった頃を思い出す。

 

 

 

その頃は

自由に走り回っていたが・・・

 

 

 

彼女のイヴの晩餐会の

淡いグリーンのドレスと

 

 

運ばれてきた

グリーンのスープが

 

 

美しいドレスと

美味しそうな食事とは

裏腹に

 

 

 

まるで

ダイアナを食すかのようにも見え・・・

 

 

 

 

そして

 

彼女は走り出す、

 

 

子供の頃に着ていた様な

黄色い服で。

 

 

 

王室という揺るぎない存在に

 

異例にも1人立ち向かい、

 

自分を貫いたダイアナ。

 

 

 

 

本作は

実話をベースにしているとは言え、

作られたお話ですし、

 

 

個人的な考え方として、

 

人間関係である以上

 

双方それぞれ

言い分があると思うので、

 

 

正直、

 

彼女の方にも

色々ありそうですが、

 

苦しんでいたことに

間違いはないでしょうね。

 

 

 

現在同じく上映中の

 

『プリンセス・ダイアナ』(2022)も

気になっていましたが、

 

 

やはり

観たくなりました。

 

 

(2022年10月16本目。本年度369本目、映画館195本目)

 

スタッフ

監督:パブロ・ラライン

脚本:スティーブン・ナイト

撮影:クレール・マトン

美術:ガイ・ヘンドリックス・ディアス

衣装:ジャクリーン・デュラン

編集:セバスティアン・セプルベダ

音楽:ジョニー・グリーンウッド

音楽監修:ニック・エンジェル

製作:フアン・デ・ディオス・ラライン、ヨナス・ドルンバッハ、ポール・ウェブスター、パブロ・ラライン、ヤニーネ・ヤツコフスキー、マーレン・アーデ

製作総指揮:スティーブン・ナイト、トム・クイン、マリア・ザッカーマン

 

キャスト

ダイアナ、プリンセス・オブ・ウェールズ(旧姓スペンサー):クリステン・スチュワート

プリンス・オブ・ウェールズのチャールズ:ジャック・ファーシング

アリステア・グレゴリー少佐:ティモシー・スポール

ウェールズのウィリアム王子:ジャック・ニーレン

ウェールズのヘンリー・”ハリー”王子:フレディ・スプライ

王室の料理長ダレン・マグレディ:ショーン・ハリス

ロイヤル・ドレッサーのマギー:サリー・ホーキンス

エリザベス女王:ステラ・ゴネット

エディンバラ公フィリップ王子役:リチャード・サメル

プリンセス・ロイヤルのアン:エリザベス・ベリントン

アン・ブーリン:エイミー・マンソン

フットマン・ポール:ジェームズ・ハーネス

マイケル:ジョン・キーオ

フットマンのブライアン:ベン・プランケット=レイノルズ

ウッド軍曹:ライアン・ウィチャート

8代スペンサー伯爵ジョン・スペンサー:トーマス・ダグラス

カミラ・パーカー・ボウルズ:エマ・ダーウォール=スミス

ヨーク公アンドリュー王子:ニクラス・コート

ヨーク公爵夫人サラ:オルガ・ヘルシング

エドワード王子:マティアス・ウォルコウスキー

レディ・サラ・アームストロング=ジョーンズ:オリアナ・ゴードン

10代後半のダイアナ:グレタ・ビュッカー

9歳のダイアナ:キミア・シュミット