鑑賞記録(2022.12.11)
マーティン・スコセッシ監督
『タクシードライバー』
1976
『タクシードライバー』1976/113分/アメリカ/カラー
第29回カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞作品。また、1994年にアメリカ議会図書館がアメリカ国立フィルム登録簿に新規登録した作品の1つ。
ニューヨークを舞台にタクシードライバーの孤独と狂気を描いた本作は世界中でセンセーショナルな話題を呼び起こし、レーガン大統領暗殺未遂事件の実行犯であるジョン・ヒンクリーに影響を与えるまでに至る。また、今日ではアメリカン・ニューシネマ最後の傑作と評されるまでになった。
(↑ウィキペディアより)
名匠マーティン・スコセッシが監督、主演はロバート・デ・ニーロ。当時13歳だったジョディ・フォスターが売春婦を演じて話題に。サックスが奏でるテーマ曲が哀愁を誘う。(U-NEXT本作”見どころ”より)
U-NEXTの視聴期限が迫っているため、鑑賞(復活の場合多々あり)
受賞
カンヌ国際映画祭(第29回、1976年開催)
パルム・ドール(最高賞):マーティン・スコセッシ
他、ノミネート多数
原題
Taxi Driver
前半あらすじ
ベトナム帰りのトラビス(ロバート・デ・ニーロ)は、不眠症に悩まされ眠れないことから、夜勤のタクシードライバーになった。ただ時間を潰すかのように働き倒し、たまの休みはひとりポルノ映画館に足を運ぶ。そんな中、選挙事務所で働くべッツィー(シビル・シェパード)に一目惚れするが・・・
感想
マーティン・スコセッシ監督の
名作として有名な本作。
ずっと観たいと思いながら
今に至り、
やっとの初鑑賞。
題名だけは知っていたけど、
内容は全く知らなかったが、
こんな映画だったのかと
ある意味衝撃!!
ロバート・デ・ニーロ演じる
タクシードライバー、トラビスの
孤独感と
何より狂気がすごい!!
淡々としつつも、
言う事と行動と、
その立ち姿からでさえ、
尋常ではない
狂気的な”何か”が醸し出され、
一種の
サイコホラーになっていくのか!?と
ビビりながら観たが・・・w
あくまでトラビスは
淡々としていて
人柄も特に目立つことがなさそうで
笑顔は多い感じなのだが、
なんとなく
世間一般とズレがあるような感じが
何処かあり
それがどんどんと
膨らんでいくような・・・
『ゴッドファーザーPARTⅡ』でも
圧倒的な存在感で、
後のドンとなる大物感が
バッチリあった
デ・ニーロだが、
今回もどことなく
背筋が凍るような瞬間があり、
お見事でした!!
自分は
このままでは終わらない、
何か成し遂げたい・・・
そんな思いが募り、
行動を起こしていく・・・
承認欲求と、
本能的な性に対する
吐口を見つけられず、
さらには
異性と上手くいかない
フラストレーション
不眠の為の常薬、、、
これらが作用して・・・
これはよく思うことだが、
立場や見る方向が変われば
狂人が英雄になったり、
また逆も然りで・・・
ベッツィー演じる
シビル・シェパードもお美しく、
そして
12歳半で売春を行う
アイリスを演じた
ジョディ・フォスターが
可愛い表情を残しながらも、
存在感のある役どころ。
ここ最近観た名作映画は
やはり数回は観たいものばかり。
ぜひ、ご覧ください!!
(2022年12月11本目。本年度437本目)
スタッフ
監督:マーティン・スコセッシ
脚本:ポール・シュレイダー
撮影:マイケル・チャップマン
編集:トム・ロルフ、メルビン・シャピロ
音楽:バーナード・ハーマン
特殊メイク:ディック・スミス
製作:マイケル・フィリップス、ジュリア・フィリップス
他
キャスト
トラビス・ビックル:ロバート・デ・ニーロ
ベッツィー:シビル・シェパード
アイリス:ジョディ・フォスター
スポーツ:ハーヴェイ・カイテル
ウィザード:ピーター・ボイル
トム:アルバート・ブルックス
パランタイン上院議員:レナード・ハリス