鑑賞記録（2022.8.27）
井口奈己監督特集まとめ
トーク＋
上映『だれかが歌ってる』2019
＠神戸映画資料館
『犬猫（8mm）』×『犬猫（35mm）』 井口奈己監督特集
『人のセックスを笑うな』（2008年）、『ニシノユキヒコの恋と冒険』（2014年）の井口奈己監督の原点である自主制作作品『犬猫（8mm）』と、そのリメイク作『犬猫（35mm）』を、それぞれのオリジナルフィルムフォーマットで連続上映。井口奈己監督作品の初期からの併走者、撮影監督の鈴木昭彦氏とのトークも実施します。（神戸映画資料館公式サイトより）
今回の井口奈己監督特集 上映作品
『犬猫（8mm）』（2000/84分/8mm）
『犬猫（35mm）』（2004年/94分/35mm）
『だれかが歌ってる』（2019/30分/デジタル）
『こどもが映画をつくるとき』（2021/116分/デジタル）
『だれかが歌ってる』2019/30分/日本/カラー/デジタル
本作に登場する、井口監督が行きつけ？のカフェの毎年恒例のクリスマスパーティーで、井口監督も何かやってと頼まれて（誘われて）？、本作を作ったらしい？？（アフタートークにて。間違ってたらゴメンナサイ・・・）
一言ストーリー
頭の中に流れるメロディー、一枚の絵をめぐる偶然のいたずら、ささやかな日常の中の奇跡。（2022年8月神戸映画資料館チラシより）
感想
本作は、
『犬猫』をいずれか
（または両方など）
当日鑑賞した方が
参加できる
井口監督と撮影の鈴木昭彦さんの
トークと共に
上映された作品。
30分という
短いお話だが
『犬猫』同様
男女のいざこざ！？が
軽やかに描かれながら、
ちょっとファンタジー的な
不思議な現象！？と
偶然が重なり
音楽と物語と
そして
最後にこどもたち。
ここから
『こどもが映画をつくるとき』に
繋がっていくのですね。
トークの方でも
井口監督と鈴木氏の
面白いエピソードが聞けて
楽しかったです。
井口監督は
出てくれたこどもたちが
全員映るように
編集の際は、
気を配ったのだとか。
（『こどもが映画をつくるとき』も同様な感じらしい）
本作が上映される
クリスマスパーティーに
参加した親御さんが
観にいらっしゃるとのことで
映っていない子がいないように
参加してくれた子が
みんなちゃんと映るように・・・
とのことを仰っていた。
犬猫の35mm版に
8mm版のヨーコとスズを演じた
お二方が
チラッと出演していたり、
井口監督のお人柄が伺えますね。
井口監督の著書
『犬猫―36歳・女性・映画監督が出来るまで』
で、制作秘話が書かれているそうですが、
もう絶版になっていて
入手困難な状態です・・・
残念です。。。
井口監督の
ざっくばらんなお話
山田宏一さんとのお話
90年代の映画が嫌いだったから
映画が嫌いなんじゃないかと思っていたら、
成瀬巳喜男や
エリック・ロメール作品を観て
映画好きかも！と思ったお話、
そして時々（いきなり！？）
ぶった斬ってくる！？ww
トークも面白くww
撮影の鈴木さんのお話も
技術面のお話や
監督とのやりとりが垣間見えて
それもとても面白く
楽しめました。
今回は神戸映画資料館で
11時〜18時半過ぎまで
井口奈己監督特集で
4本の作品を観ました。
中々レアな上映で
しかも『犬猫』はフィルム上映だし
（8mmの方は鈴木昭彦さん自ら映写された！）
トークまであって楽しめました。
18時すぎには終わると思って
次の予定を入れていたので
有難いことに！？
トーク時間が延長になって
聞きたいけど、、、汗
時間が迫り慌てましたが
ギリギリなんとか
最後まで聞くことが出来ました！ww
ありがとうございました。
（本作の短編は鑑賞カウントせず）
『だれかが歌ってる』スタッフ
監督・脚本・編集：井口奈己
撮影・仕上げ：鈴木昭彦
絵：山口一郎
音楽：細海魚
他
『だれかが歌ってる』キャスト
森岡未帆、川井優作、秋谷悠太、北口美愛、細海魚、新居昭乃、山口一郎
他
