鑑賞記録(2023.1.24)
没後45年
フォーエバー・チャップリン
チャールズ・チャップリン映画祭
チャールズ・チャップリン監督
『ライムライト』1952
@シネ・リーブル神戸
昨年の11月から全国で行われている
”没後45年
フォーエバー・チャップリン
チャールズ・チャップリン映画祭”
神戸では
シネ・リーブル神戸さんでの上映です。
2023.1.13(金)〜1.26(木)まで
かなりタイトなスケジュールなので
お見逃しなく!!
没後45年 フォーエバー・チャップリン チャールズ・チャップリン映画祭 上映作品
【長編】
『キッド』1921年/53分/アメリカ
『巴里の女性』1923年/81分/アメリカ
『黄金狂時代』1925年・1942年/72分/アメリカ
『サーカス』1928年/72分/アメリカ
『街の灯』1931年/86分/アメリカ
『モダン・タイムス』1936年/87分/アメリカ
『独裁者』1940年/125分/アメリカ
『殺人狂時代』 1947年/24分/アメリカ
『ライムライト』1952年/138分/アメリカ
『ニューヨークの王様』1957年/105分/イギリス
『チャップリン・レヴュー』1959年/117分/アメリカ
(↑1959年にチャップリン自身が過去の3本(『犬の生活』『担え銃』『偽牧師』)の短編をまとめ、音楽を作曲し、再編集した作品)
【短編】
『サニーサイド』1919年/30分/アメリカ(※『キッド』と併映)
『一日の行楽』1919年/18分/アメリカ(※『サーカス』と併映)
『のらくら』1921年/29分/アメリカ(※『巴里の女性』と併映)
『給料日』1922年/22分/アメリカ(※『黄金狂時代』と併映)
(入場時、ポストカード頂きました!)
↓
『ライムライト』1952/138分/アメリカ/スタンダード/モノクロ
チャップリンの原点であるロンドンの大衆演劇を舞台に、無償の愛を描いた名作。 (公式サイトより一部抜粋)
チャップリンが長編映画で初めて素顔を出した作品で、同時にアメリカでの最後の作品となった。
タイトルのライムライトとは電球が普及する以前に舞台照明に用いられた照明器具で、名声の代名詞でもある。
ちなみにライバルのバスター・キートンとも本作で初めて共演している。これは、当時、キートンが経済的に困窮していることを伝え聞いたチャップリンが、何らかの助けになればと起用したと言われている。なお、「チャップリンがキートンの出演場面を大幅にカットした」との話があるが、それはまったく事実ではなく、キートンに注目をさせたかった彼の伝記作家が冗談で語ったことである。
チャップリンが作曲しレイモンド・ラッシュとラリー・ラッセルが編曲した「テリーのテーマ」というタイトルの映画の楽曲は、ジェフ・パーソンズとジョン・ターナーが歌詞を付けた「エターナリー」として人気があり、頻繁にカバーされる曲になった。
初公開から20年後の1972年に初めてロサンゼルスで公開され、1973年3月に開催された第45回アカデミー賞において劇映画作曲賞を受賞している。
(↑ウィキペディアより)
受賞
アカデミー賞(1973年・第45回)
劇映画作曲賞:チャールズ・チャップリン、レイモンド・ラッシュ、ラリー・ラッセル
原題
LIMELIGHT
あらすじ
落ちぶれた老芸人カルヴェロは、自殺をはかったバレリーナのテリーを助ける。彼の励ましで再び舞台で踊れるようになったテリーは、二人の幸せな未来を夢見るが―― (公式サイトより一部抜粋)
感想
チャップリンの人生を
物語るような本作!!
やっとの鑑賞!!
自身に重ね合わせたと思われる
シーンが多数で
人生の教訓的
名言の連発!!!!
私は、
コメディとしてよりも
老芸人カルヴェロの
数々の言葉が
胸にグッときた・・・
理想と現実、
夢や希望、
成功と衰退
決して世の中
優しいことばかりではないけれど・・・
大海原を豪快かつ颯爽と
渡っていた大きな船が
一度は沈んでしまったが、
かつての大きさは失っても
また形新たに
再浮上するような瞬間。
人生の終盤でも
きっと輝くことができると
勇気付けられる。
ただし、
そのためには
現実を受け入れ、
変化することが必要ではあるが。
落ちぶれても
底辺に戻っても
それでも気持ち新たに
一から始め直すことができれば
新たな道が開かれる・・・
老人と若き女性の
愛については、
正直、私には
一度の鑑賞ではちょっと計り知れず、
私の中に
偏見があるのかもしれないが、
家族的(父と娘のような)、
人間的な愛にしか
思えなかったが、
その辺どうなのだろう??
うーん、、
深くは見抜けなかった気がする・・・
コメディシーンは
率直に申し上げると
やはり身体的には
若かりし頃の方が事実動けるので
(この時、還暦超えてるから、
十分動いているけど・・・w)
より面白く感じるが、
これは
本作の役どころやストーリーと
マッチしていると思った。
あとは、まさかの
バスター・キートンとの共演とは知らず!
後から知って、
あれがキートンだったかと驚き!ww
全然気付かなかった。ww
チャップリンの子供たちも
多く参加しています。
(これも後から知った)
チャップリンの人生の
多くが詰め込まれた
素晴らしい作品です!
何度か見返したい作品ですね。
人生の辛い時を乗り越え、
もう一度、光を目指して!
人は、いつからだって
輝ける!!
ぜひ、ご覧ください!!
(2023年1月13本目、映画館10本目)
スタッフ
監督・脚本・作曲・プロデューサー:チャールズ・チャップリン
撮影:カール・ストラス
撮影顧問:ローランド・トサロー
監督補佐:ロバート・アルドリッチ、ジャック・ヴァーン
美術:ウジェーヌ・ルーリエ
編集:ジョゼフ・エンゲル
音楽監督:レイ・ラッシュ
製作:セリブレイティド−ユナイテッド・アーティスツ
他
キャスト
カルヴェロ:チャールズ・チャップリン
テリー:クレア・ブルーム
共演者:バスター・キートン
ネヴィル:シドニー・(アール)・チャップリン(チャップリンの次男※母:リタ・グレイ)
ポスタント:ナイジェル・ブルース
ボダリンク:ノーマン・ロイド
オルソップ夫人:マージョリー・ベネット
テリーの医師・道化師:ウィーラー・ドライデン
オープニング・シーンの少女:ジェラルディン・チャップリン(チャップリンの長女※母:ウーナ・オニール)
オープニング・シーンの少女:ジョセフィン・チャップリン(チャップリンの次女※母:ウーナ・オニール)
オープニング・シーンの少年:マイケル・チャップリン(チャップリンの三男※母:ウーナ・オニール)
カルベロの医師:レオナルド・ムディエ
ストリート・ミュージシャン:ロイヤル・アンダーウッド
ストリート・ミュージシャン:スナッブ・ポラード
劇中劇の警官役:チャールズ・チャップリン・ジュニア(チャップリンの長男※母:リタ・グレイ)
他
ネタバレMEMO
「シラノだ 鼻がないがね」の、シラノは、シラノ・ド・ベルジュラックのこと。
サヴィニヤン・ド・シラノ・ド・ベルジュラック(Savinien de Cyrano de Bergerac、1619年3月6日 – 1655年7月28日)
フランスの剣術家、作家、哲学者、理学者。
1897年上演されたエドモン・ロスタンの戯曲「シラノ・ド・ベルジュラック」により名を知られた。作品の中では、容貌(大きな鼻)に悩みながら、1人の女性を胸中で恋い慕い続け生涯を終えていく、騎士道精神や正義感の強い男として描かれる。(ウィキペディアより)